12/15(水) 帰国の途

 15日の朝6時ごろ出発。毎度のことだが出発前はばたばた。ワシントンDCのダレス空港で乗り換え、成田へ。今回は青い方の日系航空会社を利用。日本人のスチュワーデスで、各座席にテレビがついてて、映画も日本語吹き替えや日本語字幕がついており、小林克也のベストヒットUSAなんぞが流れていたりしている。映画はトムクルーズのコラテラルなどをやっている。まわりが中国人の子連れが多く、ややうるさかったのをのぞけばなかなか快適だった。隣に座ってた熟年の中国人夫婦が道中なかなか楽しませてくれた。

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12/9(木) 講演予定

来週末、東大のゲーム研究プロジェクトで講演することになって、アナウンスが出回り始めた。参加申込もなかなかよい勢いで入ってきている様子で、シリアスゲームへの関心の高さがうかがえる。
皆さんもご興味ございましたらぜひご参加ください。
東京大学ゲーム研究プロジェクト 12月定例研究会のお知らせ(IGDA)
http://www.igda.jp/modules/news/article.php?storyid=351
東大でゲームの社会利用研究(シリアスゲーム)の講演を開催
http://www.famitsu.com/game/news/2004/12/09/103,1102560303,34332,0,0.html

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12/2(木) Design Rational

 最近、地球の自転が早まっているんじゃないかとまじで思うくらい一週間経つのが早い。一時帰国まであと二週間となってしまった。先日講師を依頼された研究会は何やらけっこうな規模になりそうである。日本語でプレゼンなんて半年もやってないからな。せっかくのよい機会なので、しっかり準備しないと。
 オブジェクト指向デザインのクラスではDesign Rationalというのを学んだ。日本語でなんと訳されているのか知らないが、デザインの合理性とでも言おうか、要は何でそのデザインにしたのか理由付けをきちんとするためのフォーマットのようなものだ。教科書にも出てくるし、その前にも耳にしたことのある次のような有名なエピソードがある。

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11/28(日) ターキー丸焼き

 世の中は歳末商戦がスタートして、ショッピングモールはこの週末はさぞにぎやかだったろうと思うが、雨が振ったりやんだりの天気だったこともあって、とくに出かけることもせずにうちで過ごした。ささやかなイベントとして、この間スーパーの特売でターキー丸ごとを2ドルで買っておいたので、それをオーブンで焼いてみた。先日のブラッドのうちの夕食で、食卓の話題にこのことを話したらいろいろとこつを教えてもらえたので、それに沿って準備。塩水に砂糖やレモン汁などで味付けしたものに肉を一晩つけ、買っておいたオーブンバッグに入れて350度のオーブンで2時間半ほど調理。初めてにしてはなかなかよく焼けた。解体作業をして、ご近所にもおすそ分け。それでもかなりの量が残った。しばらくはターキーの日々である。

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11/25(木) サンクスギビングディナー

 今週はサンクスギビングの連休。個人的に特別スキル強化週間と位置づけて、Flashアニメーションスキルのトレーニングやギターの練習、たまっていた読書に明け暮れる休みにした。昨年はニューヨークのパレードを観に行ったのを思い出す。前の愛車がストを起こして、チャリをこぎこぎレンタカーを借りに行ったあの日からもう一年。
 今日はプログラムの同僚のブラッドのうちの夕食に招待された。奥さんのレベッカは妊娠中で2月に出産予定。ブラッドの両親もきている。あとは今回誘ってくれたJoshとガールフレンドのKatherine、Joshのルームメイトたちなど全部で9名。ブラッドと親父さんは体型からして、どうみても親子である。両親ともアイオワのTOEFLやGREを運営するグループ会社で働いていたそうで、母親もそうとうなキャリアウーマンである。

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11/21(日) Alumni Brunch

 今日は朝から、ペンステートAlumni(卒業生)の人々と学生リーダーが交流するブランチ会に参加した。30人ほどが参加していて、卒業生や大学のスタッフと学生リーダー達が会食するというスタイル。黒人大学院生会の幹部と、訪問者にキャンパスを紹介したりするライオンアンバサダーの学部生、卒業生委員のおばさんとその夫と息子、といった人たちと一緒のテーブルに座った。食事は世界各国の料理で、ラム肉のオムレツみたいのとか、飴状になった砂糖がペーストしてあるフレンチトーストとか変わった料理が並んでいた。味はどれもまあまあ。

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米国の大学学長の給料

 今日は休みなので昼頃にぼやぼやと起きだして、朝飯を食べ食べ、大学フットボールの最終戦を見ながら、大学関係者向けの新聞The Chronicleを読んでいた。「学長の給料」という別冊特集がついていて、全米各大学の学長の給料が一覧表になっている。人がいくらもらっているのかというのは、いつでも人々の高い関心事なので、ニュース価値があるということだろう。この記事によると、州立大の学長の年収は、日本円にしておよそ3000万から4000万円がおおかたの平均といったところ。私立大学になるともう少し割がよくなる。我がペンステートのスパニエル学長は約4000万円強。州立大ではまあ並の上あたり。なんかこれを見てると、安い報酬で頑張ってもらってるような誤った錯覚に一瞬陥る。全体を見ると、ワシントン大学の学長などは9000万近くもらってたりするし、大学によっては無給でやってる学長もいたりするのでまちまちである。かたやスタッフ部門の学生課ディレクタ(部長)職などは年収400万とかで求人が出てたりして、給与体系のロジックが米国の場合はずいぶん違うのだなと思う。

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11/18(木) Poster Session

 今日は朝から統計のテストだった。この授業の講師は理論統計学者で、授業も彼女自身はわかりやすくやってるつもりでも、統計好きの人間向けの授業の範囲を出ない。教え方もテストの出題の仕方も相性が合わない。テストは8割取れればよしという感じ。テスト勉強は時間をたっぷりとったところでどうせやる気が出なくて、ぐずぐずとブログを読んだりしているだけなので、最低限のおさらいができる時間以上は必要としない、というかそれ以上できない。今インターン先で提案している統計学習ゲームは、まさに私のような人間をターゲットとしている。構想だけは今のところ、ジャスパーシリーズ(教育工学の成功事例として有名な古典的な算数ビデオ教材)なみのヒット作となるような高品質教材となり、私はこれをもとに論文も多作でき、統計に苦手意識を持つ人も劇的に減る成果が期待されるものとなっている。そんな統計が苦手な人間にそんなソフトが作れるのか、という話もあるが、こちらはID者なので、理論上は心配ない。
 まあ、それはともかく、統計のテストは何とか乗り切った感じ。

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