3/18(金) レベルデザインにはまる

 サンフランシスコから帰って、どうも体調がすぐれないと思ったら風邪をひいていた。今週は薬を飲み飲みおとなしく過ごして、なんとか回復したので買い物へ。食料品を買うついでに、ゲーム屋に寄って、GDCでのクリエイター氏の講演に感動した「塊魂」を購入、ちょっと遊んだ。体調の回復祝いに仕込んでいた自家製ビールを試飲。前回と違う味の缶で作ったのだが、何だか色がちょっと濃いだけで味はそんなに変わらない気がした。とはいえ、まあちゃんとビールとして仕上がっていた。

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3/8(火) GDC二日目

 今日は何をさておき自分のプレゼンである。公的な場での初の英語プレゼンなので、事前準備はこれまでになく力を入れた。会場はフロアをパーテーションで区切った簡易ルームで、最大50人収容といったところ。通路の音が筒抜けなのと、窓からの明かりでスクリーンが見えにくくなっているのとで、あまりコンディションはよくなかったが大きな支障はなかった。

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3/7(月) GDC初日

 GDCの初日は終日シリアスゲームサミットに参加。シリアスゲームサミットの模様はこちら。昨年から規模は大幅拡大され、参加者も感じとしては倍以上になっているように見えた。GDCの参加者の間でシリアスゲームという言葉がずいぶん定着していた。朝ごはんのテーブルに同席した人とか、そこらにいる一般参加者と話していて、こちらがシリアスゲームサミットのスピーカーだと知ると、興味を示して来る人が多かった。
 カーネギーメロン大ETCの伊是名さんや、コロンビア大のビル、Digital Game-based Learningの著者のマークプレンスキー氏、その他シリアスゲームサミットの常連となった顔見知りの人々と再会した。セッション終了後、Breakaway Games提供のレセプションがあって、フリードリンクと軽食を楽しんだ。

3/1(火) ヒゲ族

 最近、何となくひげをのばしている。日本にいる頃、というよりもつい最近まで、自分がひげをのばすとは想像してなかった。まあ、のばしているといっても、ちょっとあごひげがのびてるだけである。ヒゲ族の人々からみればたいしたことはない。というのも、のばしてみて気づいたのだが、私は案外ひげが薄い。鼻ひげなんてのばそうものなら、明治政府の下っ端役人のような貧相な感じになってしまって始末が悪い。それに下手にのばしっ放しにすると、遭難した山男のようになってしまう。ひげ初心者の壁に当たって思案したあげく、思い立ってWal-martでひげトリマー(18ドル也)を購入して使ってみた。使ってみて、なるほどヒゲ族はみんなこういうのでちゃんとみんな手入れをしてるのだなと納得した。これまで知らなかった新しい世界である。

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2/28(月) 最近頼まれごとが増えてきた件

 なんか最近人からの頼まれごとが増えてきた。大学の日本人会の会長なんぞをやっているので、学内の団体からの依頼は毎日あれこれ来るのはどうでもいいので置いておくとしても、周りの友人や米国内の研究者からはもとより、日本からの依頼もなんだか知らないが増えてきた。毎週のように何かの依頼が舞い込んでくる。

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サテライTVのこと

 ちょっと前の話になるが、仕事の合間をぬって、日本で買ってきたプレステのゲームの中で、「サテライTV」というデジタル衛星放送会社経営シミュレーションゲームを試しにプレイしてみた。デジタル衛星放送の会社を経営するという、なんともニッチでマイナーな香りがしてくるこのゲームにはちょっとした思い出がある。

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記憶に残る学習体験

 ようやくプログラミングの課題が終了。ゲームの画面に敵の位置を示すレーダーを表示して、あれこれ工夫せよという課題だったのだが、ベクトル計算やら機能の追加やらややこしいことが多くて苦労した。この苦労した、というところが学習体験において結構重要で、スムーズに学べるものは快適だけどもあまり印象に残ってなかったりする。思い起こせば、あとで振り返って記憶に残る学習体験というのは、必ずしも学習支援がきちんとデザインされてなくて、むしろいい加減で、途中で試行錯誤を余儀なくされつつ、どうにかゴールまでたどり着いた、というものであることの方が多い。やってる途中はすごい苦痛なんだけども、最後がうまく行けばいい経験をしたとポジティブな印象が強く残る。でもこのアプローチはリスキーで、最後にうまく行かなかった場合、強烈なマイナスの学習体験として記憶に残る可能性も高い。いわゆる結果オーライに頼った教育手法だが、いい先生といわれている人がやっているのは、この結果オーライ依存型だということが案外多いように思う。