帰国しました

 5時間の乗り換え待ち含め、Door to Doorで約23時間の移動を終えて帰って参りました。
以前お知らせしたように、これからは日本で活動してますのでよろしくお願いいたします。

まもなく出発

 先ほど荷造りを終えて、あと数時間で日本へ向けて出発。研究用の資料が重くて、23キロ×2個に抑えるのに若干苦労した。PDFファイルから印刷した論文もそのまま持って行こうとしていたのだけども、そこまでゆとりはなかった。すぐには使わなそうな本とか何冊か残留させて何とか超過しない重さに収まった。
 早朝に出て、成田便への乗り継ぎの待ち時間が長いので、待っている間に空港で食べようと思っておにぎり弁当も作った。なぜか普通の手抜き弁当でも旅先で食べるとやたらうまくて、退屈な待ち時間のささやかな楽しみになっている。これで準備万端。
 今日の今日まで学生を集めて研究データを集めていたこともあって、結構忙しなかった。帰国後も忙しくなるけど、週末はいったんスローダウンして疲れを癒しつつ新たな活動への仕込みを始めていこうと思う。

米携帯電話各社のTVCM比較

 日本でもそうだが、米大手携帯電話各社は巨額の広告予算をかけて大量にTVコマーシャルをうっている。普段は紹介するほどのものはないのだが、スプリント・ネクステルの最新のシリーズがかなり面白いので、大手各社のCMを見比べてみようと思った。ちなみに、面白CMはたくさんYouTubeにのってて、こういうことをしていると、ついついハマってしまって仕事の邪魔になるので危険。
 まずはスプリント・ネクステルの「もしも」シリーズから、「もしもローディーが世界を仕切っていたら」。同社が最近始めたシリーズで、携帯会社だけでなくて、今流れてるTVCMの中で見ても一番面白いと思う。ローディというのはバンドのツアースタッフのこと。
Nextel – What if roadies ran the world?

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早く学位取りたかったら他の教授んとこ行けよ

 これは僕のアドバイザーDr. Brian Smithが言い放った言葉。前にも少し書いたように、彼はいろんな意味でユニークで、非常に大学院生泣かせな存在だ。
 彼のあまりの素行の悪さに周囲が心配していたテニュアもこの夏に無事取得でき、職が保障されてからの彼のゆかいな言動や奇行はさらに充実し、以前にも増して周囲に話題を振りまいている。先日など、大統領選挙の前にサラ・ペイリンの等身大パネルをどこからか仕入れてきて、オフィスに人を招いては見せびらかして喜んでいた(フェイスブックの彼の写真はその等身大ペイリンをジョークネタにして遊んでいる写真だったりする)。
 日ごろの素行や言動があまりに職人の棟梁や親方的なので、もうここではアドバイザーではなく、敬意を持って彼のことを「親方」と呼ぶことにする。面白い日々が続いているので、少し彼からの指導の様子を少し記録しておこうと思う。

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もうすぐ帰国します

 ようやく帰国の日が近づいてきましたので、こちらでもいちおうお知らせしておきます。12月5日に帰国して、8日から日本での活動を開始します。
 今回の帰国はいつもの一時帰国ではなく本格的な帰国で、これからは日本を拠点に活動します。今回終わらせて帰る予定だった論文はまだ終わってなくて仮出所のような状態のため、短期の渡米を何度かする必要がありますが、今後は基本的に東京にいます。
 ここまで日本での活動の構想を練ってきたので、これから実行に移せるのをとても楽しみにしています。今後の活動については、お知らせできるものから追ってこのブログでもご紹介したいと思います。シリアスゲームに関していろいろとお問い合わせやご依頼をいただいていたのにお引き受けできなかったことも、これからはお受けしやすくなると思います。
 しばらくごぶさたしていた皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。

ドバイの大学でeラーニング専門家公募

 アラブ首長国連邦のドバイにeTQM Collegeというオンライン大学があるそうで、そこが学習テクノロジー部門のディレクターとeラーニングスペシャリストを公募しているという情報が大学のメーリングリストで流れていたのを見かけた。
 普通に大学の職員公募なのだけど、今話題のドバイということでなんとなく興味を引かれた。普通のところよりも給料とかいいんだろうか。eラーニング開発者が自分試しに行くには、普通の大学のポジションよりも面白い仕事かもしれない。いや、根拠はなくてただなんとなく。

シミュレーションを利用した教育のパフォーマンス評価法

 少し前の記事だけども、「Simulations and the Future of Learning」の著者で、「Virtual Leader」を開発したSimLearnのリードデザイナーのクラーク・アルドリッチ氏が個人ブログで、「シミュレーションにおけるパフォーマンス評価法」について書いていた。
Techniques for grading student performance in a simulation (Clark Aldrich’s Style Guide for Serious Games and Simulations)
http://clarkaldrich.blogspot.com/2008/08/techniques-for-grading-student.html

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「好きを仕事にする」のはほんとに幸せか?

 高校時代、もうすぐ定年が近そうな年配の生物の先生がいた。彼がある時、授業中の雑談で「オレはずっと生物が大好きだったから、これを仕事にできたらどんなにいいだろうと思ってたんだけど、実際に仕事にしてみると生物が楽しみじゃなくなったんだよね」とボヤいていた。
 とはいえ、彼はいつも嬉しそうにニコニコと授業をしていたので、普通に他の仕事をしているよりは幸せだったのだろう。言ってみれば、そのボヤキは、自分の好きな生物に対するある種のノロケのようなものだったかもしれない。でも、彼のボヤキが表しているように、「好きを仕事にする」というのは、普通の人がイメージするほど幸せいっぱいの毎日が来るわけではない。

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研究者のトレーニング

 ここ3ヶ月ほど、論文執筆、パイロット実験、データ集計、論文修正、再実験のサイクルを短期間で回し続けてきた。
 以前よりも論文を読む速度が格段に上がり、消化できなかった文献が消化できるようになった。制作したウェブ教材も、最初は理論とつなぎきれてなくて経験則で作っていた部分が理論的な整合性の精度が上がってくるなど、作業のあちこちで、数ヶ月前と比べてさまざまな研究スキルがついてきたのを実感している。というか、数ヶ月前の自分の知識の量やスキルがやろうとしていることに対してあまりにも足りてなかったのを痛感した。これでは思うように進まないわけだと今さらながら思い知らされた。

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