ギタータブ譜収集

 最近、昔弾いてたギターをまた始めたのだが、練習曲の楽譜を見つけるのがこれまでの課題だった。本屋で売ってるものを買うというのがオーソドックスなのだが、必ずしも好きな曲が見つかるわけではないし、たいがい弾きたくない曲もたくさん載ってるのを20ドルとか出して買わないといけないのはややばからしい。なのでネットを検索することにしたのだが、やってみると4ドルとかで一曲ごとのばら売りで楽譜を売っているSheet Musicというサイトがあった。こりゃいいやと思って何曲か買ったが、これもいちいち買っているとコストがバカにならない。そんでもう少し探してみると、無料のタブ譜サイトを幾つか見つけた。こういう無料サイトは変な広告のポップアップがうざいのだが、Windows XPのSP2をインストールしたらポップアップブロックが強化されてて、最近は気にならなくなった。Guitarist.netや、Ultimate Guitar.comといったサイトでは、マイナーなハードロックバンドのタブ譜も手に入る。JourneyとかBon Joviのようなアメリカで流行ったバンドのならかなりの曲がそろっている。いい曲がだいぶ集まった。最近ようやく弾き語りっぽいことができるようになったので、レパートリーも少しずつ増え始めた。10曲くらいできるようになればソロリサイタルか?、などと思いつつ、たまに練習している。勉強の息抜きにはちょうどよい。

The Apprentice 2

 最近はあまり続けてみたくなるテレビ番組はなかったのだが、この秋から二つ面白いのが始まった。一つはドラマ「ジョーイ」で、先クールで終了した人気ドラマ「フレンズ」の六人の主役のうちの一人だったジョーイが、ニューヨークからハリウッドへ移り住んだという設定で番組化されたもの。かなり笑える。
 もう一つは、ドナルドトランプの弟子の座を争うリアリティショー「The Apprentice2」。前作が大成功しての続編だが、思った以上に前回のスタイルをそのまま踏襲していた。変わったことといえば、挑戦者が18人になって、全体の回数が多くなったことくらいである。あと、スポンサーがクライスラーからフォードに変わってた。相当の広告収入なんだろう。そしてこの番組は今のアメリカの文化の一部を担うくらいに影響力を持っていると思う。そして娯楽番組の形をとっていながらも非常に教育的である。全米の何百万という人が、ビジネスを何年もやって得られるような教訓を、ああこういうことか、と表面的ではあっても知識として、しかも娯楽として楽しみながら吸収しているのである。同じ座学でも、学校では教えられないものがこのような形で提供されているのはこういうのはすごくいいことだと思う。
 ところで、日本にいた頃の最後のプロジェクトだった丸の内シティキャンパスは今も順調に営業中とのこと。講座も自分がいた頃にはなかったような講座がずいぶん増えた。遠隔教育関連で、「遠隔リアルタイムコラボレーター講座」を開催すると知らせが来た。この手のノウハウを学べるところはまだあまりないので、ぜひがんばってたくさんの修了者を世に送り出してもらいたいと思う。

海外デビュー

8月28日、Dr. Peck邸のパーティにて、ライブセッションをやるとのことだったので、最近手に入れたエレアコを持参して演奏しに行った。もう2年以上弾いてなかったのだが、だいぶ身体が覚えていた。アメリカに来て人前で演奏するのは今回が初。Iron Butterfly の”In-A-Gadda-Da-Vida”をみんなで演奏して踊ろうという趣旨だったのだが、ミュージシャン達はだれも練習してきてなかったらしく、とりあえず各自のレパートリーから合わせられる曲をやっている。どれも70年~80年代ソングなので、まるで知らない。こちらのレパートリーからDef Leppardの”Two Steps Behind”をソロで演奏。弾き語り初挑戦だったわりには練習の甲斐あってうまくいった。後半ドラムとベースが合わせてくれてなかなかかっこよい感じになった。In-A-Gadda-Da-Vidaの方は、最後に結局CDをバックにかけつつ演奏。20分以上のセッションとなったが、翌日家族が帰国するので私は半分くらい演奏したところで中座した。
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母と弟来訪

うちの母と弟が大分からはるばる来訪。4日間の滞在なのでそれほどあちこちは回れなかったものの、あれこれ盛りだくさんのツアーを楽しんでもらった。
04082848-2.JPGスポーツミュージアム内のNittany Lion像の前で記念写真

ひさびさに更新再開

8月は少しお休みしていましたが、新学期も始まることですし、そろそろ通常営業にて活動再開したいと思います。
当サイトコンテンツ「今週のりん」「シリアスゲームジャパン」「生涯学習通信風の便り」いずれも更新してますのでご覧ください。

ビデオ教材とカリスマ講師

 午後は教育ビデオ制作の授業で、いろんな教則ビデオやオンライン教材などを見て議論した。赤ちゃん手話のビデオは、手話を一生懸命やっている身振りがやたらかわいい赤ちゃんが大量に登場していた。このビデオに出てくる母親も赤ちゃんもとにかく幸せそうである。みんな赤ちゃん手話をやることで幸せになることを望んでいるのだから、この幸せ感を伝えるのがこのビデオの重要な目的となっているのだ。ビデオはこういう感情を伝えるのに適したメディアだ。手間をかけずにこの良さを活かすには、出演者にパワーがないといけない。
 ここで少し省察モードに入って昔の話になる。私は大学を出て最初に予備校経営の会社に勤めていた。その会社では、教え方が上手くてテンションがある講師を高年俸で雇い、彼らの気合を活かして映像教材を制作し、全国の塾に衛星配信して利益を上げていた。制作技術的にはシンプル、ローコストオペレーションでの大量制作を旨としていた。第一線の講師は皆カリスマ講師で、下手な講師に対面授業で教わるよりも、個別ブースで彼らのビデオを見て学習した方が成績があがるというのがこの予備校のシステムの売りだった。遠隔教育では少数の優れた講師がいればその他大勢の講師はいらない、という遠隔教育初期に語られていた理想をこの予備校のシステムはある意味実現していた。
 今、私は学習効果をあげるためのビデオの制作テクニックをいろいろ学んでいるが、結局のところ、そうした一流講師の技とテンションを制作技術だけでカバーできるノウハウは存在しない。テキストと音と絵の組み合わせをいかに工夫したところで、カリスマが学習者に与えるモチベーションを超えるものは作れていないのが現状だ。そして制作に力を入れれば入れるほどとコストがかかるので、いい講師をつかまえてくる方に力を入れたほうが安上がりだ、という考え方は賢明である。実際、前述の会社はその判断に基づいて、いい講師を確保することにエネルギーを注ぎ、制作は必要最低限のコストで回していた。
 だが、制作にも工夫のしどころというのがきっとあって、それをつかめば、カリスマ講師のような存在に頼らなくても、標準的な講師でもいいコンテンツが作れるはずだし、そうすべきだ、というのが大学出たての当時の私の信念であり、それを追求するようにして私のその後のキャリアは展開されてきた。
 私の関心はもともとビデオ教材にはたいしてなくて、今までにない新しい教育コンテンツを作ろうという漠然としたものだったのだが、今は教育用ゲームというテーマを見つけ、今までにない教育用ゲームを開発しよう、という形でより焦点が定まり、努力する道筋も見えてきた。まだ力量不足で苦労することは多いが、あと3年以内には、一つこれまでの集大成となる成果を世に送り出したい。

Survivorの爆笑スタバCM

 ロッキー3のテーマソング「Eye of the tiger」を歌っているサバイバーがスタバの缶コーヒーテレビCMに登場して、この曲の替え歌を歌っているのがかなり笑える。こういうのは力いっぱい歌うハードロックの曲だから面白い。日本でも昔、クリスタルキングがこんな感じのことをやってたか。

大学がe-bayで不要品処分

久々に高等教育関係のニュースから。
ペンステートが発行してるニュースメルマガで、ペンステートがネットオークションのイーベイ(日本からは撤退)で大学の備品でいらなくなったものをオークションにかけて売り払っているというニュースがあった。2003年には93,000ドル(約1000万円)の売上があったそうだ。この売上は手数料を引いて、その備品を所有していた学部や部門にバックされるとのこと。ペンステートはここ3年ほど、州の予算削減のため、経費削減を続けていて、これはその一環で実施されたそうだ。日本の大学でもやれるのでは?
ニュースの原文はこちら。

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ビデオ教材に途中で飽きてしまう理由

 ビデオ制作コースで学んでいるおかげで、最近ビデオ教材を見る機会が多い。今度最終課題で、統計ソフト入門のようなビデオ教材を作ろうと思っているので、統計のビデオをインターン先から借りて来てうちで見ていた。とても完成度の高いビデオ教材だと思ったのだが、どうしても20分もしないうちに飽きてしまう。先日授業中に観たビデオも面白いと思っていたが途中で飽きてしまった。そういえばe-learningの教材もよくできているものでも途中で飽きてしまう。何で飽きるのか、と考えるうちに一つの共通点が思い浮かんだ。どれも画面に出てこないナレーターが、はじめから同じ調子でナレーションしているのである。どんなにナレーターの声がよくても流暢でも関係なくて、このスタイルのビデオは15分ほどで飽きてしまう。ニュース番組のキャスターが複数人いたり、コメンテーターがいたりするのは、視聴者に飽きさせないためのテレビ業界のノウハウの一つなのだ。ビデオ教材だとこのセオリーが若干変わっていて、一人の声でずっと読みが入る形のものが多く見られる。これでかっこよさとか仕上がり具合がよくなるかもしれないが、そのせいでビデオは単調になってしまう。ここはビデオ教材の肝になるのだから、原稿や構成に変化をもたせる必要がある。傍から見ればありきたりで、たいしたことではないが、私にとっては一歩前進ができた重要な発見である。

7/8(木) How Toビデオ

 今日はビデオ制作コースの課題の2分間How Toビデオ制作の提出日だった。今回はあまり手間をかけないようにと思い、こういうテーマでは日本人留学生定番の「折紙の折り方」。定番の鶴は案外手順が多くて2分で収まらないので、今回はもっと簡単なアヒルにした。企画から小道具の仕込み、編集までで所要時間はおよそ6時間ほど。最初にしては効率は悪くない。何より今回は、i-movieやWindows Movie Makerを使うと編集が手軽で、音やタイトル入れも簡単なのに感銘を受けた。
今回制作したビデオはこちら(7.3MB)