ビデオ教材に途中で飽きてしまう理由

 ビデオ制作コースで学んでいるおかげで、最近ビデオ教材を見る機会が多い。今度最終課題で、統計ソフト入門のようなビデオ教材を作ろうと思っているので、統計のビデオをインターン先から借りて来てうちで見ていた。とても完成度の高いビデオ教材だと思ったのだが、どうしても20分もしないうちに飽きてしまう。先日授業中に観たビデオも面白いと思っていたが途中で飽きてしまった。そういえばe-learningの教材もよくできているものでも途中で飽きてしまう。何で飽きるのか、と考えるうちに一つの共通点が思い浮かんだ。どれも画面に出てこないナレーターが、はじめから同じ調子でナレーションしているのである。どんなにナレーターの声がよくても流暢でも関係なくて、このスタイルのビデオは15分ほどで飽きてしまう。ニュース番組のキャスターが複数人いたり、コメンテーターがいたりするのは、視聴者に飽きさせないためのテレビ業界のノウハウの一つなのだ。ビデオ教材だとこのセオリーが若干変わっていて、一人の声でずっと読みが入る形のものが多く見られる。これでかっこよさとか仕上がり具合がよくなるかもしれないが、そのせいでビデオは単調になってしまう。ここはビデオ教材の肝になるのだから、原稿や構成に変化をもたせる必要がある。傍から見ればありきたりで、たいしたことではないが、私にとっては一歩前進ができた重要な発見である。

ビデオ教材に途中で飽きてしまう理由」への2件のフィードバック

  1. ご無沙汰です。元気ですか?
    確かにビデオ教材やe-learning教材は、飽きますねえ。
    飽きる理由は、今回の発見のようにナレーションに問題あるかもしれませんね。
    ナレーターは、ディレクターから、同調子でナレーションさせられ、一生懸命がんばってにもかかわらず、余計なお世話になってしまっていますね。(笑)
    これ以外の理由として、これらの教材のストーリーは、普遍な一つ展開しかありえないということもあるのかなあ。
    誰が、いつ、どこで、何回やっても、Xという教材のストーリーは、唯一1本しかない・・・
    ゲームソフトに飽きないのは、ストーリーが、その状況(習熟度、その時の調子、内外環境など)によって、その場で出来上がっていくからなんだろうな。
    状況に相応しい多様なストーリーが、展開していくビデオ教材を是非作ってください。
    それを「SSM的ビデオ教材」と名づけましょう!(笑)

  2. やあやあ、こんにちは。
    面白いトピックスだったので書いてみたよ。
    アメリカのテレビショッピングみたいな雰囲気で歴史とか教えるような教材ビデオがいいなぁ。
    笑い用のサクラとかいたりして。
    テレビをつけてても見る番組がないときに放送大学を見ることがあるんだけど、教授の話が堅すぎて、興味のない分野だったら見る気が失せてしまう。

コメントは停止中です。