6/17(木) Minitabインターン初日

 昨晩は時差ぼけのため夜7時に寝て、朝5時過ぎ起床。今日から統計ソフトの会社Minitabでインターンの仕事が始まる。メールで届いた連絡によると、今日は人事部のオリエンテーションが中心のようだ。車で5分の至近にある会社に行ってみると、いきなり入口に歓迎の立て看板が置いてあってたまげた。まず人事部のGenaがビル内をツアーしてくれた。次に人事部長のToddによる会社の歴史と文化の説明。Toddはこの会社のカルチャーを体現しているような穏やかな人で、会社のことを心から誇りにしている様子で語ってくれた。会社の制度や環境は、社員の内発的動機を引き出して活かす形で整備されているのだそうだ。たしかにいい環境過ぎて、働かないとばちが当たりそうで申し訳なくなってくるくらいである。
04062000.JPG歓迎の看板
04062002.JPG眺めのよいオフィス
 私の仕事は、今度リリースする日本語版のテストと関連情報の文書化。どうやら翻訳自体は外注でやっているようなので、出来上がってきたものをチェックするのが主な仕事になるようだ。まだものがあがってこないので、当面はゆっくり仕事しててくれということだ。関連部署の人々に挨拶して回ったが、みんな穏やかで幸せそうである。ここはいい会社だねとコメントすると、みんなうれしそうに、その通り、ここはとてもいい会社だ、という反応が返ってくる。どうやらとてもいいところに来たらしい。
 今日のメニューが終わったので、帰宅しようと車に乗ったが、ライトを消し忘れていて、バッテリーがあがっている。受付で助けを求めたら電話の操作を説明してくれたBenがジャンプスタートを手伝ってくれた。一安心と思って帰りにガソリンスタンドに寄ったが、うっかりエンジンを消してしまってまたエンジンがかからなくなった。横でガソリンを入れていたおじさんに助けを求めたら快く応じてくれて事なきを得た。

5/11(火) Education Arcade:Day 2

 7時ごろ起床して、うちへ電話。りんに忘れ物を送ってもらうように頼んだ。ホテルの部屋からネットがつながらないので、カンファレンス会場でつなごうと、パソコンを抱えて早めにホテルを出た。会場でワイヤレス接続ができると案内はあるものの、なぜかつながらない。結局ここ3日間メール読めず。明日空港でつなぐしかなさそうだ。
 カンファレンス2日目は、スポンサーのLeap Frog社のCEOによる基調講演からスタートした。Leap Frogは教育用玩具の大手で、インタラクティブな学習絵本や、教育ゲームを販売している。企業としてのビジョンと戦略がしっかりしていて、社長の姿勢もとても好感が持てた。とてもいい講演だった。アメリカの文化でいいなと思うのは、スポンサーへの敬意をしっかり表すことだ。スポンサーはどんな場でも敬意を持って紹介され、スポンサー側もとても品がよい。日本では丁寧だけども形式的になりがちなところを、みんな自分の言葉で敬意を表し、自分の言葉でそれに応えるので、気持ちが伝わっている気がする。
 基調講演の後は、「ゲーム開発ツールの開発」「ゲームリテラシーの養成」「商業的、教育的な成功」「新たな協働者:次の展開」とパネルディスカッションが続き、最後にウィル・ライト(Sim CityやThe Simsの開発者)とのセッションで締めくくった。今回は山ほど新たな情報を仕入れることができたことに加え、自分の存在をこの分野の人々に認知させることができたのが大きな収穫となった。これから仕事をやっていけそうな知り合いもだいぶ増えた。
 丸一日英語を聞き続け、いろんな人とやり取りるのはかなり疲れるが、英語の力をつけるにはよい。まだ難が多いが、英語で仕事ができるくらいにはなってきた気はする。語学の上達は遅い方だが、2年でここまでくれば自分的にはまずまずだ。そんなことを思いながら会場をてくてくと歩くと、明日から始まるエキスポの準備があちこちで進んでいて、面白そうな最新ゲームの広告があちこちにぶら下がっている。エキスポ会場を覗くと、大手ゲーム会社のブースにデモ機がずらりと並んでいる。3月のGame Developers Conferenceは開発者向けの展示会で、開発用のミドルウェアとかの展示が多かったが、今回はゲームそのものの展示会なので、各社とも最新ゲームを前面に押し出しているようだ。楽しそうな雰囲気があふれていて、これに参加できずに帰るのは実に惜しい気がした。また来る機会もあるだろう。
 今日も夕飯はタイ料理Pad Taiとビールで7ドル。ホテルのレストランだと一品とビールで20ドル以上かかるが、これは安くていい。食べてぼやっとテレビを見ていたら、ロッキー3をやっていたので最後まで見てしまった。ロッキーはシンプルでいい映画だ。もう何度も見たが、たまに見ると楽しめる。Mr. Tに負けて、再挑戦に向けたトレーニングプロセスのシーンがいい。しかし、せっかくロスに来ているのに観光らしいことは何一つせずにもう明日午後には出発だ。

5/10(月) Education Arcade:Day 1

 ホテルのビュッフェで朝食を取って、カンファレンスセンターへ。最初のシド・マイヤーとウィル・ライトのセッションは残念ながら調整失敗に終わったようで、パネリストの顔ぶれが予定と変わっていた。ゲームは教育的か?というテーマで、ゲームが学校教育では提供できていない学びを促す可能性や、何が課題になるかなどが議論された。鬼武者3やバトルフィールドベトナムなど最新のゲームもきちんとリサーチしていて、日々研究が進んでいることがよくわかる。2ヶ月前のSerious Games Summitの時よりも出てくる例や分析の掘り下げ方がより具体的になっている面もうかがえた。午前2本、午後2本のパネルディスカッションで「シミュレーションからインタラクションへ」「事例研究:Zoo Tycoon」「大学、産業、公的機関間の連携構築」といったテーマが議論された。それぞれの内容についてはいずれ詳しくまとめる機会があるだろう。会場では、隣の人に話しかけたら、イギリスから来たゲーム会社の社長だった。奥さんが日本人なんだそうだ。昼食の時に、Serious Games Summitで知り合ったコロンビア大のBillと再会した。彼の同僚の韓国人女性とも知り合いになった。似たような研究をしているので、ぜひもっと研究の話をしようということになった。Penn Stateでもまだこの分野は盛り上がる前なので、こういう仲間が増えるのはとてもうれしい。
 会場全体でのオープンディスカッションに入り、Serious Games InitiativeのBen Sawyerが「Toruと一緒にSerious Games Japanを始めたからみんなよろしく」とアナウンスをした。さっそく何人かから声をかけられた。急に周辺から中心へ入ってきたといった感じで、いよいよ後には引けなくなってきた。
 5時半で閉会となり、1日目は終了。疲れたのですぐにホテルに戻った。夕飯は近所の酒屋でビールを買って、タイ料理屋でビーフ丼を買って持ち帰って食べることにした。出来上がるのを待っていると、仕事を終えた帰りらしい作業着を着たおっちゃんが注文して待っていた。同じ酒屋の袋を下げていたので、隣でビール買ったのかと聞くと、うれしそうに「仕事の後は、ここの飯とビールをいっぱいやるんだよ」と応えてきた。「機械工をやってるんだが、今日の修理はたいへんだったよ。最近の機械はネジも機械で締めるから硬くて外すのが大変だよ」と話し始めた。ここのタイ料理とビールは近所の作業員のおっちゃんたちの定番らしい。何せ安い。ビールと料理一品で7ドル。ホテルに帰って食べたらこれで満腹。疲れていたので食べたあとすぐ寝てしまった。

5/9(日) LAへ

 朝8時前に起床して軽く朝食を取ったらすぐに空港へ出発。9時過ぎの飛行機でデトロイトへ飛び、12時半の便でLAへ。移動中は、読みかけたままになっていたゴールドラットの本を読んで過ごした。学期が終わって自由の身になって、ようやく読みたくても手がつけられなかった本を読める。ただ、少し本から離れたいという気もする。気がつくと、学期が終わってから休みという休みを取ってなかったので、少しゆっくり休みたい気もする。
 うちに入国許可関係の書類を忘れたのに気づいた。今回帰国したときにあちこちでやる予定のプレゼンで使う予定だったデモ用ゲームの付属品も忘れた。まったく何をやっているんだか。
 空港から乗り合いタクシーに乗ってホテルへ。昨日見たロスト・イン・トランスレーションを思い出した。たしかに独りで旅している時はあんな感じだなと思った。あの映画で表現している感覚は、アメリカ人でだけでなくみんな共有できる感覚だからヒットしたんだろう。日本は安全だが、アメリカは地域によっては危険さを感じるという点が違う。ホテルの近くは昼間でもなんとなく嫌な感じで、タクシーの運ちゃんにもこの辺はあまり安全じゃないから気をつけろと言われた。
 荷を降ろしてさっそくカンファレンスの会場へ。受付にはMITチックなGeekな兄ちゃんたちがいた。会場に行くと、40人くらいの人々が談笑していた。レセプションというから多少は食べ物があるのかと思いきや、レモネードと野菜スティックとパンがあるだけだった。期待していたのは自分だけでもなく、話した人たちはみんなそんな様子で、ボランティアの学生が近所のバーガーキングで買ってきたのを食べているのを見て自分も買ってこないとなどと言っていた。
 食べ物もないし、早めに撤収しようかなとも思ったのだが、実は案外こういう日の方が重要人物に接触するのには好都合なことがわかった。みんな手持ち無沙汰なので、暇つぶしがてらにいろいろ説明してくれるのだ。教育用ソフト会社の副社長から、新製品の歴史教育用シミュレーションゲーム “Making History”のデモを見せてもらった。第二次大戦のヨーロッパ史の主要国の長として意思決定をすることを通して、歴史の因果関係や国家間関係を理解するように作られている。ゲーム部分はターン制の「大戦略」風のつくりなのだが、教育的なユーザー支援機能が豊富に提供されている。財政や軍事などのアドバイザーがそれぞれの立場からのアドバイスを提供してくれたり、レファレンスでさらに詳しい情報を学習できたりする。しかもログも記録でき、結果のグラフやチャートも簡単にエクスポートして、授業のレポート作成等、教育の場で利用するための機能も搭載している。マルチプレイヤーゲームなので、生徒同士で対戦もでき、チャットで外交もできるのだそうだ。シナリオ編集機能があって、教師が特定のシナリオを作成できるようにもなっている。よくできたソフトなのでぜひ成功してほしいと思った。
 イスラエルから来たソフトウェア会社は、親の離婚を経験した子ども向けのセラピーゲームをデモしていた。セラピストのおばさんとプログラマの若者のコンビなのだが、どうもビジネスに慣れてないといった印象だった。この分野のビジネスで経験豊かなマーク・プレンスキー氏がこのソフトに関心を持ちそうな財団や団体も視野に入れるといいよとアドバイスしてくれたのだが、あまり関心を示さずに「我々は大手販売元を探している」という返事をしていた。意欲はわかるが、ニッチなソフトなのでなかなか厳しそうだ。
 帰り際に、このカンファレンスの主催者側の研究者であるKurt Squireと挨拶した。彼は歴史教育にCivilization IIIを導入した学習効果を研究した論文を書いている。彼の出身のIndiana Universityは、ISD分野ではPenn Stateとも関係が深いので、Penn Stateの教員のことも知っていた。Serious Games Japanの話は興味を持っていて、日本のゲーム業界が我々の活動に関わってくれるのを期待している。レセプションはまだ続いていたが、もう十分だと思ったので会場を後にしてホテルへ。新たな知り合いもできて、まずまずの初日だった。

5/5(水) 全部完了!

 今日は午後にSerious Games InitiativeのBenから連絡があり、こちらで日本向けのMLとWebを立ち上げるという案で行こうということになった。さっそくプレスリリースの原稿を送ってきたので、チェックして返送。かなり面白いことになりそうだ。でも10日から始まるEducation Arcadeカンファレンスまでの数日間でWebの立ち上げ。かなりしんどいな。
 午後から終日、残りのペーパー作成に明け暮れた。地道にやっていればこんなことにならずに済んだのに、という気もするのだが、今となっては仕方がないのでやるしかない。約8時間近くかかってようやく終了。これでコース課題は全部終わった。
 その次は、AECTのWebサイトデザインのプロジェクトで、分担していた作業を片付けた。このプロジェクトは13人も参加していて、Webサイトのデザインのみでコンテンツ作成はないのにもかかわらず、4ヶ月もずるずると引っ張っている。ほんとは2月頭には終わっている計画だったのに、もう5月である。はじめから4ヶ月のつもりでやっていれば、かなりましなものになっていたと思うが、時間がかかっても最初の1か月分すら怪しい。期末の忙しい時期にずれ込んだため、メンバーのモチベーションもかなり低下しており、かなり厳しいプロジェクトになってしまった。こういうプロジェクトは、結局は頼まれ仕事の手を抜けない数人が落としどころまで面倒を見ることになる。そして私もその手を抜けない性分の気の毒な連中の一員だ。やれやれ。。

5/4(火) グループプロジェクト終了

 面倒な課題も二つ片付き、残りは各個撃破体制になったので、比較的楽な展開である。今日はテクノロジーデザインのグループプロジェクトの最終ペーパーをまとめに、グループで集合。人が前日に送っといたドラフトを見落として、同じ作業をしてきたメンバーや、ミーティングの場で頼んでおいた校正作業をやっているメンバーもいるのだが、この時期はみんなパフォーマンスが下がるので仕方がない。でも作業は順調に進み、ドラフトが見違えるようにきれいな体裁に仕上がった。ペーパーのまとめの作業は、好きでなかろうが、得意でなかろうが、たいてい自分がやらざるを得なくなるのだが、このプロジェクトでは他のメンバーが引き受けてくれた。このことがこのプロジェクトの成功を象徴している。オンラインで提出して無事終了。メンバー4人で労をねぎらった。
 それ以外には、夏のインターンシップの承認をもらうのに、インターン先とアドバイザーから書類をもらって、留学生オフィスの留学生アドバイザーに提出。OKが出たので、これで晴れてインターンとして働ける。手間がかかったがうまくいってよかった。日曜にはLAへ向かって出発するのだが、その前にやらないといけないことが山積みになっている。コース課題が済んでも休む暇なく飛び立つことになりそうだ。

4/29(木) デザインプレゼン

 どうにかこうにか課題を片付けながら、はや週末が近づいてきた。今日はテクノロジーデザインのクラスの最終プレゼン。クラスメートは皆かなりくたびれた顔をしている。わがグループは日本、台湾、韓国、ガイアナ(南米)の多国籍チームで、大学院コミュニティのサポートシステムをデザインした。コースワークの計画をサポートしたり、アドバイザーとのコミュニケーションを円滑化させる機能を搭載したデータベースシステムのプロトタイプを作った。ちょうどいい具合に、グラフィックデザインやWeb構築を得意とするメンバーがいたので、作業の分担もスムーズで、自分もスペックのデザインに集中できた。グループで作業するありがたみを最も感じることのできるプロジェクトだった。あとは個人作業のペーパーが四つ。一日一つペースで片付けて、来週火曜くらいには自由の身になりたいものだ。

Endnoteは便利

この間、文献管理ソフトのEndnoteの講習会に参加して、その便利さを実感したので、自分でもソフトを購入して使い始めた。いつもはペーパーを書くたびに引用文献リストを編集するのに時間をとられているのだが、今回はその手間が大幅に軽減された。かかるのは入力の手間だけ。それも一度やってしまえば使いまわしができる。Wordとの連携がよくて、引用形式も論文の様式にあわせて変更が可能。たいていの様式には対応している様子。これは使えば使うほど便利で、研究を続けていく身としては重宝しそうだ。
しかし今Webで見てみたら、日本語版は高い。5万円か。アカデミックプライスでも29000円。英語版は299ドルで、自分のはアカデミックプライスで、50ドルだった。便利でも3万近くするんじゃ手が出ないな。日本は市場が小さいから仕方ないか。高等教育の市場が大きなアメリカでは、こういうソフトも規模の経済で安くなる。長くなるので今日は書かないが、この市場規模の格差というのが実は問題で、これが日本とアメリカの高等教育の質に大きく影響しているのだと最近つくづく思う。
ペーパー書きの途中でこれ以上脱線するのはやめとこう。というわけで、Endnoteは留学生や、文献と格闘する職業の人々にお勧め。特に留学生は最初の学期とかに買って使いはじめるといいかも。

4/24(土) 忙しい人との仕事

 昨晩もお祭りから帰った後、課題を夜中の5時過ぎまでやって力尽きて寝て、起きたのが10時半ごろ。まあ6時間は寝ているので疲れはそんなにたまってない。リサーチデザインのコース課題が月曜までではなく、金曜までということが判明。教育評価のコース課題も締め切りが3日延びた。これでやや安堵するも、予断は許さない状況。
 アドバイザーのDr. Peckからインターンの承認レターを書いてやるぞとメールが入っていた。彼は研究科長で多忙なため、つかまらないときはまるでつかまらない。奥さんのCatherine経由で伝言を頼むという裏技が有効なのだが、あまりやりすぎるとうざいので最終手段として使っている。今日はどうやらつかまるようなので、即行で要件をレス。午後の間にメール3往復。結果、必要だったレターをゲット。すばらしい。明日から数日フロリダへ行ってしまうところだったらしい。セーフ。
 日本では会社のトップの直下で仕事してきたので、彼のような忙しい人との仕事は慣れているつもりだ。うまくやる最大のコツは、タイミングを逃がさないこと。自分の方が用意できてないなどの理由でタイミングを逃してしまうと、もう次のチャンスが来るまで待ち時間が続き、無駄が多い。つかまらない時に無理してこちらの都合をごり押しするのは下の下の策である。先方のタイミングに合わせつつ、ボールが飛んできたらすぐに投げ返す。忙しい人との仕事の成否の大部分はこれに尽きる。

4/15(木) ポスターセッション

 午後、Dr. Peckからメールが入った。彼は日本語関連のAssistantをINSYSの教授が探しているという情報をくれたのだが、彼の記憶違いで、誰が探しているのかがわからない状態だった。何気なく、「Minitabのインターンの仕事のオファーがあったが、そのことか?」と聞いてみたら、その返事で「それそれ。その仕事、秋からAssistantshipのポジションになるかもしれないからそのつもりで」ということだった。こちらはそんなことも知らずに電話インタビューを受けていた。面倒だから断ろうかなんてことも一瞬頭をよぎったが、そんなことをしていたら、Assistantの話はおじゃんになっているところだった。物事は前向きに捉えて判断するものだとつくづく思った。
 夕方、毎学期恒例の研究科のポスターセッションがあった。今回も出展はパスで見学のみにした。みんなあれこれ自分の研究成果や構想を紹介している。ビジネス学部の教授で、INSYSの授業で一緒だったGusも発表していた。彼は4年間で100万ドルのグラントを獲得し、研究プロジェクトを進めているところだ。イタリア系の気のいいおやじで、結構仲良くしてもらっている。機能入手したVirtual Leaderの話をすると、自分のプロジェクトでリーダーシップ教育もやっているぞ、それを使って研究するなら、おれのコースの学生を被験者に使っていいぞ、と申し出てくれた。彼のコースは大学1年の必修なので、これで十分な被験者確保ができたも同然。これはとてもありがたいオファーだ。今日はいい話続きだったのだが、帰宅時に、上着をどこかへ忘れていることに気づいて、探し回ったが見つからなかった。暖かくなったせいもあるが、自分が考え事に気が行き過ぎて、ぼんやりしている証でもある。
 夕食後、くたびれて仮眠の後、サーバーの引越し作業に着手。Blog書きに利用しているMovable Typeの移行作業。これがエラーのためなかなか作業が進まない。明け方近くまでやってもらちが明かず、落胆のうちにくたびれて就寝。