Infinity on high – Fall Out Boy

 「フォールアウトボーイのインフィニティ・オン・ハイ」を買った。最近FMラジオでよくかかっていて、携帯電話会社のTVコマーシャルでも使われていたので気になっていたところ、ベストバイで買い物していた時にちょうど店内でもかかってて、釣られてつい購入。聴いてみるととてもよい。アルバム3曲目の「アームズ・レース~フォール・アウト・ボーイの頂上作戦」(この曲だけなぜか昔ながらのダサい邦題がついている)がよくかかっているその曲で、とてもキャッチーでハマる。パンクベースのキャッチーなメロディーの楽曲が特徴的で、若さあふれるノリがとても好感の持てるバンド。最近のモダンなラウドロックのなかでも明るめなのとか、メジャーどころではノーダウトあたりが好きだったらきっと気に入るはず。

型にある良さと演じ手の良さ

 先日、徳永英明のカバーアルバム「VOCALIST」、「VOCALIST 2」のCDをいただいたので、仕事の合間などに聴いている。このアルバムは、女性アーティストのヒット曲を徳永英明がカバーしたもので、「時代」、「異邦人」、「いい日旅立ち」など、私が小学生かもっと幼い頃に耳にしていた懐かしい曲から、「ハナミズキ」「涙そうそう」のようなちょっと最近めの曲まで収録されている。
 カバーアルバムにはいくつかのよさがある。すでに他の人が歌ってヒットした曲なので、その曲の持つ良さを楽しめ、さらにそのパフォーマーの持つ表現力やアレンジの部分も楽しめる。少し前にトリビュートアルバムというのが流行って、偉大なアーティストの曲を、そのアーティストに影響を受けた人たちがカバーした曲を集めたものが結構出ていた。これも元の曲をいろんなカラーを持つアーティストたちが料理するのを聴く楽しさがある。さらには演劇で異なる演出家や役者によるものを見比べたり、クラシック曲で異なる演奏者や指揮者をいくつも聞き比べるのも似たような楽しさだと思う。
 良い作品というのは、その曲なり戯曲なりの「型」が持つ良さと、それを演じるパフォーマーの持つ良さが組み合わさったものだと思うが、このような関係は芸能的なパフォーマンスに限らないと思う。同じ教科書を使って教える教師、同じ病気を治療する医者、同じ製品を売るセールス、何か一つの結果を求めてパフォーマンスを行う仕事には、いずれも表現の仕方やアプローチの仕方に一つの型があり、それを扱うパフォーマーの創造力や技術によって結果が変わる。
 優れて創造的な人は、参考にできるものが少なくても、自分でその型となるものを創ることができ、自分の表現の仕方も工夫して磨き上げることができる。そこまで創造的でない人でも、「あ、こうやればいいのか」というのがピンと来るようなわかりやすい「お手本」があれば、自分なりの工夫をしてアウトプットの質を高めることができる。優れたオリジナルは、そのようなお手本として機能するが、工夫なくただそれを真似るだけでは、ただのコピーになってしまって自分の味は出せない。何かヒット作が出たあとにあふれるフォロワーのほとんどは、表面的なコピーしかできないものが多く、だからその流行が過ぎると行き詰まって消えていく。
 ただのコピーから脱却するには、一つのモチーフに対する表現の幅を広げることが必要で、自分の表現の型を持った優れたパフォーマーによるパフォーマンスは、その助けとなる要素が多く含まれている。優れたパフォーマーがオリジナルをどう料理して表現しているかを学んでいけば、ヒントの少ない状態では自分の型を作れない人でも、コピー脱却に向かうことができる。
 そのような意味で、よいカバーアルバムは良い教材になる。私は歌手を目指しているわけではないので直接の参考にはならないが、自分の分野にもカバーアルバムのような要素を持つものはあちこちにある。
 このアルバムでは、そのような自分の表現の型を持つ徳永英明が、自分の持ち味で良い曲を静かにしっとりと歌っている。そもそも徳永英明自体かなり懐かしい存在になりつつある上に、歌っている曲はどれも昔のヒット曲ばかりなので、さらに懐かしい気分になれる。ついでに「壊れかけのRadio」や「輝きながら」などの昔の徳永英明のヒット曲も引っ張り出してきて聞きたくなる。そんな気分に共感できる人にお勧めのCDである。

ロックスター: スーパーノヴァ、フィナーレ

 少し前に紹介した、トミーリー率いる新バンドのリードシンガー発掘オーディション番組「Rockstar: Super Nova 」、昨夜の放送が最終回だった。
 バンドのリードシンガーの座を勝ち取ったのは、カナダ人のルーカス・ロッシ。他に最後に残ったのは、南アフリカ出身のアメリカ人ディラナ、オーストラリア人のトビー、アイスランド人のマグニと、国際色あふれる顔ぶれだった。
 4人ともかなりレベルが高く、それぞれに強みと弱みがあるところで、選び方によっては誰が選ばれることもありうるという感じになっていた。最後はバンドのメンバーの3人が、いろんな意味で一番バンドに合うルーカスを選んだというところで落ち着いた。後半の勢いと、女性ファンへの受けのよさ、それに曲作りの面でトビーが選ばれるかなと思ったが、バンドとしてはパフォーマーとしてのロック度や安定した実力ということで(ややルックスが微妙な)ルーカスの方を選んだ。たぶんこれは正しい選択だな、と見ていて納得感があったので、番組の演出としても成功だったと思う。
 3ヶ月間に渡ったこのオーディション番組、いろんな見所があってとても楽しめた。まず、挑戦者のレベルが高かったので、純粋にパフォーマンスを楽しめた。力量不足な人たちはだんだんと脱落していって、残る人々は毎週目覚しく成長していった。実力ある人たちというのは、いい競争環境において切磋琢磨させさえすれば、お互いに影響しあって、学び合って、どんどん育っていくんだなということがよく示されていた。
 回が進むにつれて、ソングライティングやメディア対応、写真撮影などのロックスターになるためのクリニックを毎週交えながら、挑戦者たちはそこで学習しながら、その様子を番組のネタとして使っていた。その中で、ステージパフォーマンスだけでは見えない、それぞれのキャラクターや強み弱みが見えてきていた。パフォーマンスの安定感ではディラナが毎週常に群を抜いていたところを、メディア対応のクリニックでミスって槍玉にあげられて失速したり、共同生活(挑戦者たちはオーディションの間ずっとハリウッドのスタジオ付き豪邸で暮らしている)の中で見えるいろんな表情で、好感度があがったり下がったりしていた。このプロセスのオーディションとしての使い方も、番組としての見せ方もうまく機能していた。
 あと、インターネットとの連動もこの番組は見事だと思ったところがいくつもある。番組の枠では放送しきれない、毎週のエピソードをネットで見れるようにしていたり、番組を見逃した視聴者のために、パフォーマンスはWebに翌日にはアップされていたりして、Webサイトにアクセスする必然性というか、アクセスしたくなる要素が豊富に提供されている。
 挑戦者のパフォーマンスも、カバーした元の曲も、Webで一曲99セントで配信されている。すでに商品になっている元の曲だけでなくて、番組内のライブパフォーマンスを切り出して商品化している。これもわざわざ買って聞いてみたいと思うだけのパフォーマンスの質あってのものだが、オンエアの翌日にはそれが売り出されているというフットワークの良さが光っていた。こういう商品は、コンサート会場のグッズ販売と同じで、気分が盛り上がっているタイミングで提供されないと意味が無いということをよく理解しているようだ。
 そして、この点は「アメリカンアイドル」と多分に共通するが、番組自体が、壮大なプロモーションとして機能している点が、この番組の興行面での優れたところである。オーディションのプロセス自体を番組化しているので、リードシンガーを選んだ時点で、十分にお披露目が済んでいるし、新曲も要所要所で小出しにファンに聞かせているので、番組が終わる頃にはアルバムのプロモーションもできている。ツアーの告知も番組内で繰り返しやっていて、すでに新年早々のコンサートはソールドアウトだそうだ。バンドのメンバーとも番組内で一緒に演奏したりしているので、リハーサルも進んでいる。
 ロックバンドとしての興行面のいろいろな仕込み作業が、番組の中でかなり進行していて、しかもそれはホンダとか、ベライゾンとか、通常はこの部分のスポンサーになりようのないスポンサーが付いて行なわれているのだ。
 この辺りは、プロデュースの妙であって、番組を単に盛り上げるというだけでなくて、関わっている人たちがいかにメリットを享受できるか、という発想で考えられてなければ、このような形にはなりようがない。「アメリカン・アイドル」と類似の番組に見えて、仕掛けの部分をよく見ると、コンテンツの作り方や見せ方、視聴者参加の仕掛けがずいぶん違う。
 番組の中に商品を登場させる「プロダクトプレイスメント」の手法もレベルが高く、クイズ番組の商品のような番組とは関わらないとってつけたような出し方や、ドラマの背景みたいな形で出しても意味が無いようなやり方ではなく、番組に上手く組み込んで、スポンサーが必ず満足しそうな形で扱われている。
 この番組のプロデューサーのマーク・バーネットは、「サバイバー」をプロデューサーしたことで知られているが、「レストラン」や「アプレンティス」など、仕事をこなすにつれて、だんだんとこの辺の仕掛けが進化していることが伺える。
 アメリカのテレビ業界は業界そのもののレベルが高いのではなくて、マーク・バーネットのような新しいコンセプトやお金の流れを作ることのできる人材を引き寄せる力があるというところに強みがあるのだろうという気がする。

ロックスター:スーパーノヴァ

 今週から新たに、大物ロックバンドのリードシンガーを目指すオーディション番組Rockstar: Super Nova が始まり、この夏のお気に入りテレビ番組に加わった。
 昨年は、80年代の超人気バンドINXSが再結成されて、そのボーカルに若手を抜擢するためのオーディションだった。今年はさらにすごい。元モトリークルーのトミー・リーがドラム、ベースが元メタリカのジェイソン・ニューステッド、ギターが元ガンズ&ローゼスのギルビー・クラークという豪華な顔ぶれで結成された新バンド「スーパーノヴァ」のリードシンガーの座を目指して、最終選考に残った15人の若手シンガー達が毎週パフォーマンスを繰り広げ、視聴者投票で一人ずつ脱落していき、残った一人がリードシンガーに選ばれるというもの。リードシンガーに選ばれた優勝者は、今年末発売予定のアルバムと、その後のワールドツアーに参加できる。
 プロデューサーは「サバイバー」「アパレンティス」などのリアリティショーを手がけてきたマーク・バーネット。彼の手にかかれば、バンドのオーディションがテレビ番組のコンテンツとしての価値を放ち出す。「サバイバー」以降、さまざまなリアリティショー番組がフォロワーとして登場したが、やはりこの分野の先駆者が繰り出す番組には、他のプロデューサーにはないスパイスが感じられる。
 そして、番組の副題に「トミー・リー・プロジェクト」とついているように、バンドのメインはトミー・リー。昨年放映された「トミー・リー大学へ行く」というリアリティショーでも、カッコよいロックオヤジぶりが話題となっていた。彼だけでなく、他のメンバーも豪華なのだが、そこはさすがトミー・リー、エロいオーラが出まくっていて、見るものの目を離さない。
 挑戦者達も、かなりレベルが高い。「アメリカン・アイドル」や他の同種のオーディション番組が、一次予選から見せることで、素人の面白さの部分も番組の演出に含めているのに対して、この番組は最終選考のところからのスタートしている。2万以上の応募者の中でここまで勝ち残ったシンガー達は、なかなかの実力の持ち主達である。
 特に女性シンガーのStorm(Storm Large というすごい本名)はオーラがある上にバランスが取れており、Dilanaは、個性的なハスキーヴォイスで、パフォーマンスのキレ具合がすさまじい。この二人のロック姐さんがかなり上位まで残るのは間違いなく、優勝できなくてもすぐにいいディールを獲得できそうないいパフォーマーたちだ。
 男性シンガーの方は、ルックスがよくても歌唱力がいまいちとか、歌が上手くても、フロントマンとしては線が細い感じのが多い。その中でも、声がよくてバランスのとれた感じのTobyとルックスがやや微妙ながらも歌はなかなかでパフォーマンスがキレていたLukasの二人が一歩抜け出ていた感じ。
 そもそもこの番組も、出てくる挑戦者達に実力がなければ魅力も半減なわけで、その点はアメリカの市場の大きさと、パフォーマーの層の厚さの上に成り立つ番組だと思う。素材がよければ、そのまま見せても間が持つのであって、そこはヘンな演出や加工は必要ない。素材の見極め方は、プロデュースの重要なスキルであって、その点マーク・バーネットは、素材の活かしどころと味付けどころの見極めの上手さが、番組の持ち味となっている印象を受ける。彼のもとで働いたりすると、いろいろ面白いことが学べるんだろうなと思う。

Avenged Sevenfold

 少し前に、Avenged SevenfoldというメタルバンドのCDを買って、かなり聞き込んでいる。昨年の秋頃からFMラジオのロックステーションでヘビーローテーションになっていたのを聴いて、ボーカルの感じはラウドロック風だけど、ギターはすごいメロディックメタルでかっこよかったので、探してCDを買ってみた。ネット調べてみると、アメリカでセールス好調で、日本でも輸入版が結構話題になっている様子。

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ネットメタルラジオ放送終了

 昨年9月に開局したプライベートネットラジオステーション「ライフロングメタル」は、残念ながら今月で休止することにした。理由は資金難なのと、当面やりたいことはやって満足したので。
 約半年の間に、世界中のメロディックパワーメタル・プログレメタルファンがリスナーになってくれて、ささやかな盛り上がりを見せていた。メタル系ラジオステーションが300近くある中で最高60位台まで上昇した。今年に入ってからは忙しくてほとんど更新できなかったためにだんだん下降していったけど、プリセット登録してくれた人は120人を超えた。
 日本とアメリカはもとより、ヨーロッパ、南米、アジア、アフリカと文字通り世界中にリスナーがいて、毎日どこの国から聞いてくれてるのかをチェックするのが楽しみだった。ただ好きな曲を選んでかけるだけではあるのだけど(やろうと思えばプロのラジオ局並みのこともできる)、ささやかながらも個人で世界に向けてラジオ局をやって、自分の想像を超えたところからの反応を得るというのは、なかなか素敵な体験だった。
 今回はこれで休止だが、いつかまた機会があればやって見たい。なにせステーション名からして生涯学習ならぬ、「生涯メタル」なので、年取って余暇が増えた時にでも、またやってみたい。ラジオDJが趣味のじいさんなんてなかなか楽しげでいいではないか。
 自分はたぶん仕事辞めてリタイヤしても、やりたいことがたくさんあるので、燃え尽きて急に老け込んだり、目標を見失ったりするようなリタイア生活とは無縁な気がする。というか、早くリタイアして、のんびり過ごしたいんですが。あるいは別の見方をすれば、仕事と遊びの境界があまりないので、むしろ朽ち果てるまで果てしなく仕事しているような気もして、なかなか悩ましい。そこはどうであれ、生涯メタルの鋼鉄魂なのは変わらないでしょう。

ラジオ更新

 今日は雪も降って、夕方からさらに寒くなってもう摂氏でマイナス10度以下になった。でもアメリカの家屋は中にいれば暖かい。昼飯にダウンタウンのレストランでサンクスギビングビュッフェのランチを食べに行って、満腹になって帰ってきて、ひと月半ぶりにネットラジオを更新。DJは今回はお休み。またやってみたくなったら再開の予定。今回は聞きやすいメロディックなハードロック系の曲を増量。日常的に聞いてくれるリスナーが増えてきたのは嬉しいことで、曲選びも楽しくなってくる。どうぞお楽しみください。

メタルラジオ局始めました

 かねてより構想中だったプライベートメタルラジオ局を昨晩ついに立ち上げた。
Lifelong Metal
http://www.live365.com/stations/anotherwayrock
#利用にはLive365のユーザー登録(無料)が必要です。
#メタルを聴かない普通の方にはやや濃い目の選曲になっているので、ご試聴の際は、ウェブサイトでスケジュールをチェックして、ハードロックゾーンの時間帯に聴いていただくと、ソフト目の曲が中心の選曲になってます。
 利用しているのは、Live365というネットラジオサービス。低料金で誰でもネットラジオを開設できるサービスで、サービスの売りは著作権処理の業務を一括代行してくれること。日本のJASRACとは契約していないそうなので、日本の曲はかけられないがもともと邦楽はそんなに聴かないので個人的にはこれで十分。
 選曲して、音源データを準備して、アップロードして、スケジューリングして、という作業をやっていたら半日かかってしまった。でも今やっておかないともうできるタイミングは冬休みとかになってしまうので、とりあえず勢いで始めてみた。途中、インターン先のマネージャから急きょ呼び出しがかかって、(自分のミス絡みだったので仕方ないけど)仕事させられる羽目になったが、それでもめげずに立ち上げまで作業をやりきった。モチベーションの力である。
 昔からメタルDJを一度やってみたかったので、つたない喋りを収録して、DJ付きの番組も作ってみた(笑)。かみまくって何度も取り直したけど、繰り返しているうちに曲紹介はワンテイクで取れるようになった。やはり何事も練習である。疲れたけどすごく楽しかった。やはり仕事ばっかりしていてはだめで、こういう楽しいこともやった方がいいなとあらためて思った。

トミー・リー大学へ行く

 晩飯がてらなにげにテレビをつけると、NBCで新番組「トミー・リー大学へ行く」をやっていた。トミー・リーは、ロックバンド、モトリークルーのドラマーで超有名ロックスターである。その彼がネブラスカ大学に入学して、大学生活を送る様子を描いたリアリティショーである。パリスヒルトンの「シンプルライフ」と同系統で、世間知らずの有名タレントが苦労しながら何かにチャレンジする様子を面白がって見るための番組である。ロックスターのお間抜けぶりを見せるという点では、オジーオズボーン一家の家庭生活コメディ番組「オズボーンズ」とも同系統といえる。
 この手の有名人の生活体験リアリティショーはあまり好きではないのだけど、トミー・リーはモトリークルーの頃に結構好きだったので、つい見てしまった。最近、彼の前妻パメラ・アンダーソンが、シチュエーションコメディドラマ「Stucked」で好評を博していたので、そういえばトミー・リーはどうしてる?、と思っていたらこのような形で出てきた。たぶんみんな少なからずそう思っているだろうから、タイミング的にはよい感じである。トミーは40過ぎでも色気のあるロックおやじで、歳を食っても華があってカッコよい。大学の授業でつまらなそうにしているところも、マーチングバンドのドラムがうまく叩けないところも、コインランドリーの使い方をルームメイトに教わっている姿も、笑える一方で絵になっている。スター性があるとはこういうことを言うのだろう。コメディドラマで成功したパメラアンダーソンに続いて、彼も新境地でファンを獲得しそうな雰囲気である。

アメリカンアイドルでロッカーが健闘している件

 Foxチャンネルで人気の大衆娯楽歌手オーディション番組「アメリカンアイドル」は、4シーズン目の決勝ラウンドに入っている。十数万人だかが参加した全米の地方予選から勝ち上がってきたベスト12の出場者達が、毎週出されるお題で選曲して歌い、視聴者投票で一番ビリの人が脱落していくという構成である。3シーズン目があまり盛り上がらなかったため、今回ももうネタ切れかな、と思っていたが、出場者のレベルが大変に高く、今までにない盛り上がりとなっている。大学院生はこんな大衆娯楽番組を見ないのだが、私はこの番組はとても教育的な意味が大きい番組だと思っているので毎週楽しんでみている。

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