最近の食生活の変化

 渡米して2週間が過ぎた。今週は大学が春休みで街は静かなもの。先週末ちょうど買い物に出たら休み前の大移動が始まっていて、車に友達同士で乗り合わせてどこかへ旅行に出ようとしている学生たちをたくさん見かけた。
 もう今回の渡米期間の3分の1を消化したことになるが、あっという間だった。日米間の移動もたびたびなので、時差調整も含め生活のセットアップがはやくなって、すぐにペースを作り出せるようになってきた。スポーツ選手のキャンプや合宿のような感じで、ひとり合宿のような日常が非常に坦々と過ぎていく。そのなかでブログ更新がだんだんと優先度が下がってきているので、たまには気分転換をかねつつ挽回する意味も込めて、たまには日々の生活のことなど書いておいたりしておこうと思う。

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デジタルネイティブとデジタル移民の話

 一週間遅れの報告になってしまいましたが、先週2/19に日本イーラーニングコンソーシアム主催のeラーニング・ニューテクノロジーセミナーで講演してきました。
 いつもはシリアスゲームの話をしてくれとお呼びがかかることが多いのですが、今回は「テレビゲーム教育論」のデジタルネイティブの話を、とのりクエストをいただいたので、少し趣向を変えたネタを用意して行きました。

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渡米しました

 昨日渡米しました。これから4月上旬まで、こちらで仕掛かった研究の残りを片付けるために活動してます。
 先週はセミナーのために新ネタを準備したり、4月に出す訳書の校正、確定申告などあれこれ作業に追われてました。後ほどご報告しますが、セミナーはおかげさまで実りある機会となりました。それと校正は何とかスケジュール通り片付いて、確定申告もいつもながらこまごまとした作業が多くて面倒でしたが、どうにか出し終えてすっきりして、こちらでの研究に没頭できる体制が整いました。
 今進めている研究は、日本での活動を立ち上げながら少しずつ前に進めていこうと思っていたのですが、自分の力不足のためにほんとに少しずつしか進まなくて、いつ終わるかわからない状況になってきたので、この度渡米の時期を早めて、4月までに研究にさける時間を可能な限り確保することにしました。
 昨年に引き続き、科学技術融合振興財団より研究助成をいただけることになり、このような活動が実現できることとなりました。心よりお礼申し上げます。そしてもちろん何よりも、このような無理な状況を辛抱して支えてくれている妻のおかげです。いつも感謝しています。
 研究というのは、作業そのものは独りでやっていても、多くの方々に支えられてようやく形にできるのだなとつくづく身にしみてます。その分よい成果を出して、社会にお返ししたいと思います。
 新年度に入って新しい活動が始まるまでに、研究者としてもう一回り成長して帰国したいと思います。

「eラーニング・ニューテクノロジーセミナー」(2/19)

 シリアスゲームジャパンではすでにお知らせしてますが、今週木曜に日本イーラーニングコンソーシアムが主宰する「eラーニング・ニューテクノロジーセミナー」で「学習者としてのデジタルネイティブ」を話題に講演します。
 幼い頃からデジタルメディアに触れながら育った若い世代の学習者としての特徴や、上の世代の「デジタル移民」との情報行動の違いなど、今回は拙訳書の「テレビゲーム教育論」、「デジタルゲーム学習(近刊)」で論じている内容を中心にお話しします。
 ちょっとした余興で「デジタル移民度」チェックなるものを用意したり、受講者の皆さんが楽しく参加しながら、学習者を少し異なる視点から捉え直せるような気づきの多い機会にできればと思います。
 もう少し席に余裕があるそうですので、ご興味ある方は是非ご参加ください。
 申込方法ほか詳細は下記をご参照ください。
「eラーニング・ニューテクノロジーセミナー」(2/19)のお知らせ
http://seriousgames.jp/2009/02/e219.html

シリアスゲームフォーラム開催しました

 シリアスゲームジャパンでもお知らせしたように、2月10日にシリアスゲームフォーラムを開催しました。
 熱心な参加者の皆さんのおかげで議論が盛り上がり、僕にとっても気づきの多いよい学習機会となりました。
 企業内研修や大学などで実際にシミュレーション教育を行っている方々や、ゲーム開発者、Eラーニング開発者でシリアスゲームの開発に関心のある方々とのディスカッションで、今後研究を進めていく必要のあるテーマが話題になりました。端的に言って、分析も設計も開発も導入も評価も、どの段階においても実践面では課題があって、思うようにいかない。インストラクショナルデザインや関連分野で提示されているスキルよりも、一段上の実用に耐える枠組や手法を確立して普及させる必要があるのだなというところです。
 教育へのゲーム利用に限らず、これはテクノロジーを利用した教育の研究全般に言えることで、従来の「科学的」な教育研究アプローチだけでは無理だろうなという問題です。それは何十年もの教育工学分野の歴史が示していて、米国で10数年前から教育工学に対して研究方法論そのものに批判が集まるようになってきたのも、問題の根は同じです。もちろん役に立つ知識を生んできた研究もたくさんあるし、学習科学系の研究など、実践に耐える教育デザインの研究アプローチを確立しようとしている研究もあるので、まだこれからですが、この動きをもっと推し進めていく必要があるでしょう。研究者の立場にいる身として、そういう問題を認識させられる機会でもありました。
 シリアスゲームの概論的なところは、以前から関心をお持ちの方々にはだいぶご理解いただいてきた感があるのですが、今後の展開としては、やはりこのように個別テーマに掘り下げてのディスカッションを行っていく必要があって、そのような場を提供していくことが大切だということをよく理解した次第です。
 これまでは場所確保や運営面の人手などいろいろと問題があって、継続的な活動を行うのが難しかったのですが、スリーロック株式会社さんが運営面をお引受けくださったことで企画と内容の準備に集中することができました。関係者の皆さんにあらためてお礼申し上げます。

シリアスゲームジャパン移転のお知らせ

 先週少しずつ行っていた、シリアスゲームジャパンの新ドメインへの移転作業がようやく一区切り。これからはseriousgames.jpで運営することになった。
 2004年5月に開設したので、もうすぐ丸5年になる。このAnotherwayのドメインで細々とした運営を続けてきたものの、国内でのシリアスゲームへの関心も高まってきたこともあって、はやく独自ドメインへの移転をしたいと思いつつ時間が過ぎていった。
 Seriousgames.jpのドメインは2年以上前に取得していて、一昨年のシリアスゲーム本出版のタイミングとかで移転する動きにつなげようとしたのだが、なかなか手がつかなかった。今度4月に、シリアスゲーム3部作の3冊目になる翻訳書「デジタルゲーム学習(仮題)」(マーク・プレンスキー著、東京電機大学出版局刊)を上梓するので、これをよいタイミングとして、限られた時間をやりくりして勢いで移転作業を進めた。
 利用しているブログシステムを最新版にアップデートしたら機能が増えていて混乱したり、メーリングリストの設定に失敗して登録者の皆さんにご迷惑をおかけしたりしたが、なんとか一通りの移転作業を終えた。4年以上も同じ場所で管理していたものを移転するのは、実際の引っ越し作業のようにあれこれと段取りが必要になる。肉体労働は一切ないものの、なかなかエネルギーの要る作業だった。
 今後も、シリアスゲームジャパンで国内外のシリアスゲーム最新情報や公式アナウンスを掲載する一方で、当ブログではシリアスゲームに関する個人的な見解や、研究の進捗などを書いていくという切り分け方で運営する。シリアスゲームジャパンの方は、コントリビューターの皆さんに引き続き記事執筆を引き受けていただけるので、これからも自分のアンテナにかからない情報をコントリビュータ-の皆さんが寄せていただけるのを楽しみにしている。
 今後とも、当ブログともども、シリアスゲームジャパンもどうぞごひいきのほど。