★MESSAGE TO AND FROM★
お便りありがとうございました。今回もまたいつものように編集者の思いが広がるままに、お便りの御紹介と御返事を兼ねた通信に致しました。みなさまの意に添わないところがございましたらどうぞ御寛容にお許し下さい。
★広島県府中町 中村由利江 様
インタビュー・ダイアローグのご登壇ありがとうございました。ご無理を申し上げましたが、人選に間違いはなかったと改めて確信いたしました。特別企画を2部構成にした時、個人の当面する課題の中から施策の方向が見えて来るものと漠然たる予想をしておりましたが、そんな単純なものでないことを痛切に再認識させられました。福岡の菊川所長が「自助、共助、公助」の視点を思い起こさせてくれなかったら司会は支離滅裂で第2部は破綻したことでしょう。それにしても過敏な「セクハラ」の時代に、「何年も女の手を握ったことのない」おじいさんと「別に減るものでない」からとチークダンスを踊った話は私の胸を打ち、多くの人の度胆を抜いたことでしょう。但し、当のおじいさんの「癖」にならない事を願っていますが・・・。あなたの紙芝居に迫力があるのはこういうことだったのか、と納得した一場面でした。普段は私と同じように手厳しい紫園さんのやさしい感想をさもありなんという思いで聞きました。
★高知市 元吉喜志男 様
遠くから沢山のお仲間を誘ってのご参加ありがとうございました。皆さんのいらっしゃる風景は新鮮でした。大会が少しでも皆様のお役に立てたことを念じております。「交流会」は新代表世話人の下で新しい歴史を刻み始めます。高知のエネルギーが四国全域に波及し、廻り廻って「交流会」に戻ってきて下さる事を夢見ております。この国の中央集権の組織も、精神も、もはや制度疲労の極に達しているかのような様相を呈しています。暮らしも、研究も、実践も地方の自助・自立が必要な時期に来ているのではないでしょうか?
★広島県大野町 川田裕子 様
お疲れが出ないことを祈っております。さぞやお気をお使いになったことでしょう。何人かの方々にお聞きしてみましたが、大会の進行中「ビッグフィールド」の子ども達はただの一度も大人の注意や叱責を受けなかったと思います。400名をこえる大人の大会に参加するだけでも異例中の異例ですが、現代の不作法でひ弱な子どもが公衆の席で一度も注意を受けなかったことは奇跡に近いことでしょう。「何も教えずに世の中に出して良いのか!?」皆さんの「問い」も、「問いに対する処方」も正しかったですね。世間の校長先生やPTA会長さんにお見せしたかったですね。私が関わっている「寺子屋」の基本トレーニングもまだまだ工夫が要る事を痛感しました。書くべきことは山ほどありますが、まずは一言「お見事でした」、とお伝え申し上げます。大会が子どもの「牢獄」ではなく、彼らもまた時にはリラックスして楽しい時間を持てたことを心から願っております。
追伸: 編集作業の最中に子ども達から便りが届きました。彼らがそれぞれに学び、それぞれに楽しんだことが伺い知れました。指導者の皆さんが彼らを支え、子ども達の進歩が指導者の皆さんを支えたこともよくわかりました。はるばる大会に参加することが子ども達の目標と成り、参加した結果、会場の大人との交流も含めて彼らの期待を裏切らなかったということで喜んでおります。
★福岡県杷木町 中嶋玲子 様
あなたのご発言を聞いた女性の方から、『今思い出しても胸の締め付けられる想いで涙が出ます。・・・私のして来た苦労などは、話せばただの愚痴にしかならない・・・』と便りがありました。男性の方からはもう少し柔らかく言えないか、と注文もありました。どちらもあなたの勲章です。万言を費やす評価に優ると考えております。記念大会に華を添えていただきました。ご活躍をお祈り申し上げます。
★山口県宇部市 赤田博夫 様
先般2月の山口フォーラムの成功の成果が如実にでましたね。沢山の山口県からの参加者にお目にかかりました。発表者とのお話も出来ました。ご協力に満腔の敬意を表します。ありがとうございました。第2回大会の成功を祈ります。
★琉球大学教授井上講四 様
学生のいる風景
「イノ研便り」22号を拝見いたしました。新しい年度の始まり、新規の学生生活の展開。初々しい文章の中に忘れていた学生のいる風景の喜びと懐かしさを追体験いたしました。折から第25回中・四国・九州地区生涯学習実践研究交流会の受付できびきびと働く九女短大の学生諸君に接し、正平教授が引率して来られた東和大学の学生諸君にごあいさつし、自分もそうした風景の中に身をおいていた季節があったことを思わず振り返りました。かつての教え子達は課長になり、教頭になり、あるいは大学の教員になって大会を訪ねてきてくれました。当然の事ですが、彼らもまた、自分と同じように、世間の苦労が風貌に出て、今はかつての未知の誇りと初々しさを失っておりました。好奇心と挑戦に目を輝かせた学生のいる風景だけは、正直、うらやましいですね。アホな教授会も時代遅れの経営システムも、権威主義・事大主義の「教授」という職業もうんざりですが、学生のいる風景の中に身を置くことのできるこの世の至福を忘れていました。「卒業生の会」を解散して十数年が過ぎました。彼らをつないでいた便りもまた「風の便り」でした。本誌の原形です。キャンプやまちづくりの実践に朝夕共に汗を流した日々を思い、便りの途絶えた何人かの学生の顔を思い出しました。ささやかながら一度は同じ戦場で遠いラッパを共に聞いた仲でした。季節は繰り返しますが、人生は不帰です。みなさまのご健闘をお祈りします。
不帰
いずれは
紺青の海となる
刹那の華よ、来し方よ
せめては己の戦場で
遠いラッパを聞かましものを
「風の便り」創刊に寄せて
未来を掘り起こさんと散って行った友よ
玄界の風に託して思いを届けよ
それぞれに旗立てて
それぞれの希望に賭けて
御地では励んでいるか
波乱万丈は願うところ
志空しければ
あの頃の春を思え
雨には雨
晴れには晴れの
歌を送れ
過分の郵送料をありがとうございました。
★広島市 細川洋様 ★福岡県添田町 高橋章様 ★東京都 広中郁美様
★長崎県諌早市 松本英俊様 ★福岡県須惠町 廣畑伸暁様 ★高知県春野町 横山信行様
★島根県松江市 神門三郎様 ★鳥取県米子市 卜蔵久子様 ★島根県益田市 大畑伸幸様
★佐賀県吉野ヶ里町 田中清美様 ★沖縄県西原町 小波津昭子様
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