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風の便り

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生涯学習通信

「風の便り」(第55号)

発行日:平成16年7月

発行者:「風の便り」編集委員会


1. 「経験則」を超える

2. 「保教育」概念の創造

3. 二つの後日談

4. 夏休み自然体験プログラムの創造

5. MESSAGE TO AND FROM

6. お知らせ&編集後記

MESSAGE TO AND FROM
   メッセージをありがとうございました。今回もまたいつものように編集者の思いが広がるままに、お便りの御紹介と御返事を兼ねた通信に致しました。みなさまの意に添わないところがございましたらどうぞ御寛容にお許し下さい。

★ 千葉県流山市 吉田富昇様
  お目にかかれてうれしく存じました。講義の感想をありがとうございました。今年の夏は教員の研修が多く、「翻訳学問を疑え」をテーマに「子宝の風土」に「児童中心主義」をもたらした戦後教育の誤謬を提起しております。反応は上々です。子ども達の現実に直面してようやく保護の過剰の副作用の危険を実感したということだと理解しております。しかも、子育て支援はすでに単独で実行できる行政課題ではなくなりました。日本のシステムの有効性が問われる時代が来たと思います。ささやかな挑戦、一隅を照らし得る実践を続けます。

★ 福岡県春日市 東 和男様
  お便りおよび春日野小通信ありがとうございました。講演要旨の適切な紹介をお礼申し上げます。学校と地域の連携をスローガンとしながらも、現実の地域集団はすでに壊滅的な状況にあります。「連携」のためには行政が子育て支援の新たなシステムを組織することから始めるしかないと考えております。前号に紹介しました「現代の寺子屋」はそのパイロット事業です。恐らくは生涯学習の新しい縁の創造がカギを握っていると思います。それは「志の縁」であり、「学習の縁」であり、「ボランティアの縁」であろうと思います。学校はその拠点となることを求められています。子育て支援組織「ポレポレ」と春日野小学校の共同プログラムが実現する日を楽しみにしております。
 

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