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風の便り

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生涯学習通信

「風の便り」(第50号)

発行日:平成16年2月

発行者:「風の便り」編集委員会


1. ゲリラの時代

2. 教育はOne Wordか? −「教えること」と「育むこと」−

3. 第42回生涯学習フォーラム報告 「幼児教育・保育における心身の鍛錬」

4. 「風の便り」第50号によせて

5. MESSAGE TO AND FROM

6. お知らせ&編集後記

MESSAGE TO AND FROM
   メッセージをありがとうございました。今回もまたいつものように編集者の思いが広がるままに、お便りの御紹介と御返事を兼ねた通信に致しました。みなさまの意に添わないところがございましたらどうぞ御寛容にお許し下さい。

★ 佐賀県佐賀市 馬場三恵子  様
   教育「芸者」を自認しております。このたびはお座敷に呼んでいただいて有難うございました。人事研修をはじめて面白いと思いました。管理職を集結させた人事課の威力も思い知りました。会場の質問も、あなたの質問も、これまで答えられなかった答を自覚する切っ掛けになりました。ご質問の通り、「筋肉文化」が定義した「男らしさ、女らしさ」は否定されるべきでしょう。だから「ジェンダーフリー」なのです。しかし、どんなに男女共同参画が進んでも、生物学上の性差は残ります。したがって、「男らしさも、女らしさ」も残ります。問題は、筋肉文化が否定した「男らしさ、女らしさ」に代わって、次の「男女共同参画文化」は男女の生物学的な違いをどのような「男らしさ、女らしさ」に定義し直すか、です。私が「分からない!」と答えたのはその点です。男女の違いを無視して「人間」だけが残るということにはならないでしょう。男女の社会的な対等を進めたところで、女性のあなたと男の私の違いを消すことは出来ません。ジェンダー否定論者は筋肉文化の「男らしさ、女らしさ」を否定しただけで、次の文化における「男らしさ、女らしさ」の定義を不問に付しているのです。古いジェンダーを否定するとして、新しいジェンダーの定義が出来ていないのです。古いジェンダーを否定すれば、男と女の「人間共通項」が増え、重なる部分も確かに増えます。しかし、「共通項」が増えても男と女の特質が消えて「人間」だけが残るわけではないでしょう。重ならないところも疑いなく残ります。それこそが新しいジェンダーですが、果たしてどんな定義をするのでしょうか。私も自分なりの答を出してみたいと思います。
  
 ★ 鳥取県名和町 山田 晋 様
 名和町公民館カラオケサークル「なわカラオケフレンド」主催の歌謡発表会が2月15日(日)町保健福祉センターでありました。名和町にこんなに人がいたのかと思うくらい満席の会場でカラオケ愛好者が1年間練習を重ね、衣装やスポットライトにも工夫を凝らし自分の出番に命を懸ける、そんな一日でした。
 公民館職員四人カルテットも秘密のカラオケ店で特訓を重ね「北酒場」を披露しましたがステージでライトを浴びた瞬間に舞い上がり、練習の成果も発揮できず気がついたら終わっていました。
 花束の差し入れはおろかアンコールの声もなく、ただむなしさが残るのみ。名和町のレベルは高かった。でも途中で気がついたのですが自分がオンチであることに気づいていない人も結構いるもんですね。早期音感教育を!ところで出席者を最後まで釘づけにしたのが最後の抽選会でした。なにしろ参加賞にネコ車、自転車、長靴、高齢者用押し車、しょうゆ、バナナなど春先の農作業必需品から独居老人食まで身近な商品がずらり。
 それにしてもカラオケ同好サークルは自主・自立活動が旺盛です。練習会や道具調達、会員募集から大会運営に至るまで行政依存はありません。特に補助金要望は全くなしという独立団体です。
 歌う人、聞く人、司会をする人、仕掛ける人みんな真剣、そして笑顔で盛り上がる。 この不思議の正体を見抜けたら「自立活動の発達プログラム」が開発できそうです。 会場の熱気は自主エネルギーの発散なのかも知れません。ともあれ歌の好きな人にとっては天国、オンチにとっては地獄の一日でした。

   お便り有難うございました。教育長の「写真便り」いつも楽しみに読ませていただいております。文章も洒脱、写真も秀逸です。腕前に舌を巻いています。生涯学習の交流は同好のサークル活動から始めるのですね。同好の縁は、生涯学習の縁ですね。

 ★ 北海道美深町  井川 健 様
   特急サロベツから見たのは厳冬の北国でした。吹雪の彼方のパチンコ屋の灯りがこんなにも美しく見えたことはありませんでした。行く先は「美深」ですと告げたら、友人の彫刻家が唸りました。名前の意味と響きがなんともいえない、というのです。友人は、小学校の「図画工作」の名称はなっとらん!と言います。図画も、工作も、子どもたちが美しいものを楽しむという発想にはほど遠い。中学の美術も美しいものをスキルやテクニックに還元してしまっている。「音楽」が音を楽しむことを意味するように、図画工作や美術は改称して「美楽」にはできないものだろうか、というのです。ひるがえって美深は「美しさ」を「深める」ですから、東京芸大大学院研究科の名称に相応しいでしょう。列車は一面の雪の中を行く。針葉樹の森も、遠い山も舞い上がる雪煙に霞んでしまう。空知川を見ました。石狩川を見ました。最後に天塩川を見ました。学生時代に読んだ独歩や本庄睦男を思い出しました。見渡す限り人影はない。車さえ稀でした。100年以上も前にこの地を切り拓こうとした明治政府の気骨は天晴れですね。

お礼が遅くなりました。過分の郵送料を有難うございました。

鳥取県大山町 入江雅史様  熊本県八代市 西村絹子様
山形県天童市 安喰 幸様   福岡県穂波町 森本精造様
福岡県豊津町 平田敏子様
佐賀県多久市 横尾俊彦様  尾形善次郎様 田島恭子様

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