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風の便り

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生涯学習通信

「風の便り」(第47号)

発行日:平成15年11月

発行者:「風の便り」編集委員会


1. コミュニケーションの原点−「発表会」を問う

2. 品質管理の思想

3. 「不登校」の処方箋

4. 第40回生涯学習フォーラムレポート

5. MESSAGE TO AND FROM

6. お知らせ&編集後記

お知らせ

第41回生涯学習フォーラム

日時: 平成15年12月20日(土)15時〜17時のち「もちより忘年会」

場所: 福岡県立社会教育総合センター

テーマ: 子どもの表現力向上の原理と方法

発表者: 福岡県穂波町高田小学校(研究主任村松啓介さん)

参加論文: 「表現力」とはなにか(仮題)(三浦清一郎)

 フォーラム終了後センター食堂にて「ポットラック形式」(もちより)による忘年会を企画しています。食べ物、飲み物、デザートなどそれぞれに工夫の上御持参下さい。宿泊も可能です。当日はセンターのご好意でゆず湯が湧いているとのことです。お楽しみに。「持ち寄り」が困難な方は当日会場で参加費をお支払い下さい。

準備の関係上、事前参加申込みをお願い致します。(担当:肘井)092ー947ー3511まで

 

「風の便り」2003年号の登録について(2回目)

1年区切りの購読更新の季節になりました。

「風の便り」も47号となり、やがて5年目のサイクルにはいります。一年間のご支援ありがとうございました。多くの方々のご支援のおかげで、来年も購読料は無料で続ける事ができます。購読をご希望の方は90円切手12枚を同封の上事務局までお送り下さい。すでにお知らせしているとおり、アメリカの藤本 徹さんのお力添えで定例のフォーラム「参加論文」と「風の便り」を共にオンライン化しております。併せて御利用下さい。前号にメッセージカードを同封しました。ご意見、感想など御自由にお書き下さい。

 

編集後記:おれは「潜在的疾患者」か

   秋晴れの日が続いて毎日の山歩きに余念がない。小犬のカイザーのお陰である。森の風景は秋色が刻々と変わる。すでに桜の葉はちり終わった。紅白の山茶花が一斉に花をつけた。風が時に肌寒い。森に守られた日溜まりの水辺を動きたくない時もある。毎日歩いているせいで足腰は大分強くなったような気がする。プールも組み合わせているので運動量はこれまでの生活で最も充実している。小犬の元気につられて時に張り切り過ぎると必ずあとで膝や腰が痛い。若い時のやり方は捨てなければ、と思いつつも、ついつい崖から跳んだりして、若い時の癖が出る。先日のテレビは、スポーツがストレスにならぬよう気をつけなさい、と報じていた。ジョギング・グループの人々が明らかに過剰運動になっているという。頑張り過ぎると乳酸がたまって廻り廻って突然死の原因になると警告していた。参照したスポーツ生理学の参考書も特定の部分に極度の「負荷」をかけるような運動は間違いであると指摘している。ウサギ跳びや極端なランニングや他人に背中を押してもらうストレッチ等は全て身体に良くないという。特に中高年には「危険」であるという。とんでもないことだがこれらはすべて私たちが中・高生の頃に流行ったトレーニングの方法である。制度やシステムに限らず、単純な健康スポーツの方法ですらも、ややもすると「古き間違い」を今に引きずっている。

  「運動強度の増大は、特に高齢者の場合、確実に循環系および整形外科障害の発生頻度を増す。(中略)高齢者は潜在的疾患者であるとの認識が重要であろう。」(*)熟年の「生きる力」の保持・存続は重要であるが、スポーツ一つ取っても高齢社会は新しい工夫が必要なのである。この一文を書いた時の研究者は幾つぐらいの人だろうか、と思いながら、俺は「潜在的疾患者」か、とつぶやいている。いずれにせよ、定年に間のある”若造”に「潜在的疾患者」などと呼ばれれば、「生きる力」の手入れの励みになる。過密スケジュールの11月も何とか乗り切れそうである。いつかは”お前さん”も私の歳になる。その時どこまでやれるか?「敗者復活」ならぬ「熟年復活」の勝負である。

(*)紅露恒男、循環系指標、血清脂質からみた身体機能の活性化、臨床スポーツ医学、1987年12月号、P.1381

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