5 教育方針の共有
学校の教育目標及び事業の個別目標を保護者に提示し、目標群に対する保護者の「賛否」と「要望」を聞く。「学校は具体的にこんな子どもに育てたいと考えている」−「保護者の皆さんは賛成でしょうか?具体的なことで付け加えるべき御要望はありますか?」学校と保護者が教育方針を共有するためである。
D 「学校はどんな子どもに育てようとしているか」
(学校の指導方針についての保護者の意見調査のお願い)
(調査票モデル)
このたび本校では、「タフな子ども」を育てる教育方針のもとに次のような目標を設定いたしました。つきましては、学校の方針に対する保護者の皆さんのご意見、ご要望を十分にお聞きして具体的な指導方法を考えたいと思います。率直なお考えをお聞かせ下さい。
1 「体力」のある子どもを育てたい
子ども達は生き物であります。生き物の「生きる力」の基本は体力である、と考えました。そこで、学校の指導においても、毎日の「体育」、「部活」、「鍛錬遠足」などの時間を活用して「体力」の向上に務めたいと思います。
2 「がまん強い」子どもを育てたい
子ども達は集団生活の中で生きて行きます。社会生活でも、勉強でも、大切な条件は「がまん強さ」だと考えました。そこで子ども達に「やり遂げること」、「続けること」、「挑戦すること」など多様な課題を組み合わせて与え、彼等の「耐性」の向上に務めたいと考えています。
3 約束を守り、決まりを守る子どもに育てたい
社会生活には必ずルールがあります。法律があり、道徳があります。これらを守れない者は生きることが大変困難になります。責任を果たし、決まりを守る子どもに育つよう課題を決めて指導をしたいと思います。
4 基礎学力を鍛えたい
子ども達は必ず職業人として社会生活を送ります。将来、どの職業につくにせよ基本は基礎学力であると考え、読み書き、算数の指導を徹底したいと思います。
5 「思いやり」と「協力する態度」を育てたい
子どもに限らず、集団生活とは人との付き合いです。他者の立場を思いやる感受性が人付き合いの基本になると考えます。協力して実行する役割、仲間と一緒に生活する場面などを工夫して、「思いやりの心」や「協力する態度」を育てて行きたいと願っています。
6 「表現力」を伸ばしたい
人間相互の交わりはコミュニケーションが基本です。思いやりも協力も、表現されてはじめて相手に伝えることができます。子ども達の書く力、分りやすく説明する力、明瞭に発表する力など「表現力」を磨く機会を多く作りたいと思っています。
以上が学校の基本方針ですが、次の中から御自分のお考えに最も近いものをマルで囲み、( )の中には、自由に意見、要望をお書き下さい。
E 調査結果:「学校は十分支持されている」ー教育方針への賛否
(回答は 父 20、母 96である)
a 大いに賛成である 49.0%
b どちらかと言えば賛成である 41.8%
c どちらかと言えば反対である
1.0%
d 大いに反対である 1.0%
e やり方次第である 7.2%
7 学校から家庭への「説明責任」についての調査
学校が企画している「ホームページ」の公開、「学校・学級通信」、授業参観」、保護者への「報告会」、子ども成果の発表会、学校とPTAの連携などについての「保護者の意見と要望」を聞く。これらの努力は学校と家庭の連携を密にするための「プロセス・マネジメント」である。
* (「学校の説明責任努力」の中身は満足すべきものか?方法に改善の余地はないか?頻度は現状で良いか?などについて意見を聞く。)
F 学校から保護者の皆さんへの連絡・説明方法についての意見
(調査票モデル)
学校単独では教育はできません。保護者の皆さんとの連携が不可欠であると考えております。つきましては、これまで本校が実施して来た連絡・説明の方法について保護者の皆さんのご意見とご要望をお尋ねしたいと思います。
現在学校は如何のようなことを実施しています。これらの内今後ますます充実することが必要なものはどれでしょうか。二つだけ選んで( )の中にその番号と理由を書いてください。
a 学校のホームページ
b 学校通信
c 学級通信
d 保護者懇談会、保護者への報告会
5 保護者を対象とした子どもの発表会
6 授業参観
7 PTAとの連携事業
8 その他( )
調査結果は以下の通りであった。
a 学校のホームページ 5.2%
b 学校通信 27.4%
c 学級通信 34.3%
d 保護者懇談会、保護者への報告会 15.3%
e 保護者を対象とした子どもの発表 4.4%
f 授業参観 7.0%
g PTAとの連携事業 4.4%
h その他 2.0%
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