シリアスゲームジャパンの方で軽く紹介したのみでこちらで語るタイミングをすっかり逸してしまいましたが、東京工芸大の「シリアスゲーム論」全3回のゲスト講演シリーズは無事に終わり、ホッとしました(最新の記事)。無事といっても、ネットがつながらなくて職員の方にイレギュラーな対応をお願いしたり、PCのトラブルでセガの馬場さんになんの資料もなくお話しいただくことになってしまったりと、運営面でバタバタする場面も発生したわけですが、ゲストや学内関係者の皆さんのご協力のおかげで無事に乗り切ることができました(皆様どうもありがとうございました。特にゲスト講師の皆様にはたいへん感謝してます)。
この授業は学部生の授業だからといって手を抜くところは一切なく、日本で一番のシリアスゲームの学習機会を提供しようと、担当講師は意気込んで授業づくりをしています(このようなテーマで教えている大学は現時点では他にないので、まあ必然的にオンリーワンなわけですが)。今後シリアスゲームを学ぶ場を広げていくためには蓄積が必要なので、時間が許す限り手をかけて教材や資料を準備しています。
ただ今、受講生たちはシリアスゲームの企画プロジェクトに取り組んでいます。シリアスゲームジャパンでも紹介してますが(紹介記事)、先週プロジェクトの中間報告を行いました。各グループ、テーマもゲーム案もバラエティに富んでいて、予想以上に幅の広がりがありました。学生たちはゲスト講師の方たちのゲーム開発にかける熱い想いに触発されて、プロジェクトにもいい気合いが乗って来ている感じです。中には手加減して中間発表に臨んだら、他のグループに遅れを取っているのに気づいて慌てて気合いを入れ直すグループもあったりして、学生間の相互作用から学ぶ要素も高まってきた感があります。あと1カ月でどこまで仕上げてくれるか楽しみなところです。