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風の便り
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生涯学習通信
「風の便り」(第94号)
発行日:平成19年10月
発行者:「風の便り」編集委員会
1. 「基本的生活習慣」と「コミュニケーション能力」をつければ「生きる力」がついたことになるか!?
2. 「基本的生活習慣」と「コミュニケーション能力」をつければ「生きる力」がついたことになるか!? (続き)
3. 別記 鳥取県大山町の挑戦
4. しつけの回復、教えることの復権 ―幼少年のしつけ原理-「他者」を前提としたしつけー
5. MESSAGE TO AND FROM
6. お知らせ&編集後記
★MESSAGE TO AND FROM★ お便りありがとうございました。今回もまたいつものように編集者の思いが広がるままに、お便りの御紹介と御返事を兼ねた通信に致しました。みなさまの意に添わないところがございましたらどうぞ御寛容にお許し下さい。 ★ 大分県日田市 安心院光義 様 先日からご丁寧なご挨拶をいただき恐縮しております。また、日田研修の折には財津先生ともども終日おつきあいの上、お土産まで頂戴し感激でした。咸宜大学のみなさんのお元気に大いに触発されました。郷土の偉人の文化的DNAが自発的な学習を支えているのであろうと想像いたしました。様々な事実をお聞きするにつけ、合併の難しさ、政府の過疎対策の無能・無策には歯がゆい思いが増してきます。過疎には、義務教育を割ってでも、地方と都市部の交流を作り上げ、田舎の学校の火を消さないことが肝要です。憲法で保障された居住の自由を侵害することなく、過疎地の交流人口を増やすためには、「セカンド・スクール」構想しか残された道はないのです。このまま行けば、やがて高齢化の進む過疎地からは、医師が消え、学校が消え、行政の出先が消え、郵便局も消え、最後に店も消えることでしょう。 過疎を食い止め、国土の均衡発展のスローガンを守り、常に子どもの声が聞こえる地域を保つためには、学習指導要領を弾力化し、義務教育を割って、田園、自然、田舎における学習の仕組みを義務化し、従来の公共事業の代わりに田舎の学校と寮を整備し、スクールバス活用の全国予算を保障し、子どもの田舎生活を支えるべく地方の雇用を創設し、交流人口の恒常的流入を制度化することです。結果的に、親元を離した現代の「子ども宿」が実現すれば、少年自然の家は不要になります。通学合宿も不要になります。生活体験学校は毎日でもできます。「へなへなの先生」も、「へなへなの子ども」も同時に鍛え直すチャンスが巡ってきます。秋の旅はいろいろな思いを呼び起こしてくれました。
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