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風の便り

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生涯学習通信

「風の便り」(第68号)

発行日:平成17年8月

発行者:「風の便り」編集委員会


1. 生涯学習立国の条件: フォーラムレポート

2. 生涯学習立国の条件: フォーラムレポート (続き)

3. 補筆「寺子屋通信」

4. ふたたび英語教育の徒労について −現代学校教育における方法論との前面衝突−

5. MESSAGE TO AND FROM

6. お知らせ&編集後記

★MESSAGE TO AND FROM★

   メッセージをありがとうございました。今回もまたいつものように編集者の思いが広がるままに、お便りの御紹介と御返事を兼ねた通信に致しました。みなさまの意に添わないところがございましたらどうぞ御寛容にお許し下さい。

★ 札幌市 笹森千登世 様                  
 お盆が終わったと思ったら、夏休みの終りは速いですね。その後お身体の方はいかがでしょうか?九州では森の道ばたに気の早い薄が穂をだし、ひぐらしのこえがつくつくぼうしに代わりました。月見草が道ばたに整列しています。燦々と降り注ぐ陽光の下でも季節の終りを運んでくるどことなく淋しそうな花ですね。
8月はもっぱら「豊津寺子屋」のてこ入れをし、そのかたわら部屋に籠って、記念出版の編集をしました。今月のフォーラムには曲がりなりにも一冊の本の形をしたものを提出できました。
  又、月末には福岡県穂波町とのご縁が廻り廻って、西日本の英語指導者に対する初めての講演をしました。当方の公民館での英語ボランティア指導も張り切って、月末には第2回スピーチプレゼンテーションを実施しました。今月の原稿にまとめてみましたのでご笑覧ください。やがてこの身が年老いて講演の座敷がかからなくなった時、英語ボランティアが自分と世間を繋ぐささやかな窓口になるであろうという予感がしています。
 休み中は、訪れる人もなく、電話もなく、郵便もなく、家人が買い物に出かけた昼下がりに孤独な編集作業を続けていると、遠い昔にどこかで聞いたように、庭のせみが妙に大きな声で降り注いで来ます。夏の終りは人生の滅びを感じさせるものがあります。子ども時代、夏休みの終りがひたすら哀しかったのはそういうことを含んでいたのかも知れませんね。暑い夏でした。
 

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