2018年を迎えて

皆さま、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

今年の帰省はパソコンを持たずに帰って、温泉に入りテレビを見てゆっくり過ごしました。東京に戻ってもう少し休みがありますが、週明けから重い案件が続くので、そろそろ休みモードから頭を切り替えようかというところです。

昨年は組織人としての自分を考えさせられることが多い年でした。管理職的な役回りが多く、組織内での調整ごとも増えて、起案して話をつけて前に進めることの繰り返しでした。書いた原稿量より、業務的な提案書や報告書を書いた量が遥かに多いというのは研究者として望ましい状態とは言えません。よく研究できた一年とは言い難いものの、大いに悩みながら、よく働いた一年でした。

今年は早々に、組織人として大きな仕事の山場が待ち構えており、良い形で乗り切れるように手を尽くすことが第一のチャレンジです。無事乗り切ったところで、これまで任された役目は段階的に整理しながら、研究者として次のテーマに着手する一年にします。

自分の性分として、自分でなくてもよいことや自分がやらない方がうまく回りそうなことは、出しゃばってやりたくないし、さっさと他の人に渡したいと思って生きてきましたが、他にできる人がいないことや行きがかり上引き受けたことが積み上がってきて、大事なことに力を尽くせず残念な思いをすることが増えてきました。年齢的にも40代半ばになったこともあり、これから残りのキャリアや仕事の仕方自体を捉え直したい。この何年か考えてきたことを形にして、大事にしたいことに舵を切って前に進む一年を送りたいと思います。