誕生日を迎えた瞬間は、職場からの帰り道の最寄り駅辺りを歩いてました。去年のおみくじで出た「一心に仕事に励みなさい」という教え通りに、一心に仕事に励んできた今年の状況をよく表している場所で誕生日を迎えた感じです。
三十代最後の1年は、おかげさまで面白い仕事がたくさんできて、一年前の自分よりちょっとはましな人間になっているかなという気はします。今年も同じように仕事中心で過ごすだろうと思います。仕事とひと言で言っても、勤務先の業務と研究の両面がありまして、今の自分としての課題は、業務のパフォーマンスを最大限あげつつ、研究活動のパフォーマンスも最大化するペースを作っていくことです。研究者というのはライフ=研究なところがあり、業務と研究のペースを作ることがある種のワークライフバランスへのケアのようなものだと思います。
その点、最近バランスが崩れ気味なところはありますが、優先順位順にどんどん仕事をこなしていきつつ、自分の研究の時間を隙間にねじ込んでいく感じでペースができてしまってます。そうすると通常の趣味的な活動にはあまり手が回らず、酒飲んでテレビ見て過ごすくらいの元気しか残らないのは悩ましいですが、自分の人生に欲張ってあれこれ詰め込まずに生きるのも一つのバランスの取り方かなと思います。
新しい職場で働き始めてひと月ほどが経ちましたが、思えば、新卒の頃からこれまで関わった仕事は、新規事業や短期のプロジェクトが多かったので、定常的な業務がまわっている部署でスタッフの業務管理をするような立場で仕事するのは新鮮な感じです。新鮮さと面白さに没頭しているうちに日々が過ぎていく感じです。
四十にして惑わず、と言いますが、たしかに以前よりもベースはあまり惑わずにいるような感じではあります。これまでの経験で対応できることが増えたというか。でも、疲れて雑念が入ったり、予期せぬ苦難に直面すれば、普通に疲れて惑ってます。そういう自分がどこまで不惑なのかわかりませんが、少なくとも30代の日々よりは生き易く、毎日を心穏やかに過ごしている感じはあります。
そんなことを考えつつの四十代初日ではありますが、さらにまた次の展開を楽しみにしつつ、今日も明日も仕事に励みたいと思います。変わらずこれからもよろしくお願いいたします。