やや今さらなのだけど、先週の木曜日、東京ゲームショー初日のビジネスデイの日、出展している団体の人と打ち合わせがあったので参加してきた。今回が初参加。
今年はビジネスデイが一日増えたり入場者管理の体制を変えたりしたおかげなのか、場内は結構空いていた。いくつかのレアアイテム配布のところはかなり混んでいたものの、それ以外の試遊ブースはほとんど待たずに済んだ。スタッフの人たちも余裕があって通りかかった客に声をかけて試してもらっていた。打ち合わせが済んで少し時間があったので、Wiiのドラゴンボールや、カプコンのゴルフゲームなど、適当に試してみたら結構面白かった。Wiiのゲームはちょっと試して感覚的に楽しさを感じられるので、こういうデモイベントにはとても向いている。
展示ブースの出し方も、各社それぞれに熟練度やプレゼンのうまさに違いがあった。毎年出展している大手は人の配し方や試遊台の設置の仕方が人の流れをうまく作っているところもあれば、同じような規模で予算もたっぷりかけているのに、試遊がしずらかったり、人の流れがよくないところもあった。ブースの位置がたまたま周りと相性が悪いとか、出展タイトルの魅力もあるのだと思うが、同じ予算をかけてもちょっとした気配りやノウハウ的なところでブースの魅力というのは変わるものだと思った。
展示しているデモも、プレイしてみて案外面白くて印象が良くなるものと、出来が悪くてこれは買わないと心に決めてしまうものとまちまちだった。特にDSソフトは出来にばらつきがあったように思う。開発のどの段階でデモプレイを出すかというのは難しいなと思う。今回試したクッキングママ2はまあまあ。三国志DS2はとても面白くてその場で売ってたら買う勢いだったし、発売したらぜひ買いたいと思った。ユードーさんの健康検定DSは今回デモビデオのみだった。出店規模とソフトの性質、このイベントの場の雰囲気を考えるとそれが正解だと思う。それ以外に試したいくつかのDSソフトは店頭で見かけてもまず買わない。敷居が低くて出しやすいということは、それだけダメなソフトも出やすいということか。Wiiはまだ敷居が高い分、作る側もはずせないので品質がもう少し安定している印象だった。
こういうイベントはやたら混んでいて不快な思いをする印象であまり積極的に期待とは思わないのだが、想像以上にとても快適でこれならまた来てもよいなという気がした。午後のほんの数時間の初TGSだったが、とても新鮮なよい体験だった。