英国のeラーニング開発会社のEpicが「eラーニングに関する20項目のトップ10リスト」というのを出している。eラーニングの開発や導入に関するさまざまなトップ10が紹介されていて、そのなかに「Top 10 Design errors in e-learning」というのがある。そこであがっているのは次のようなものだ。
1.強制的に一つの方向に進む状態が長すぎる
2.学習者を強制的に誘導しすぎる
3.文章がやたら長すぎ
4.字が読みにくい背景
5.クリックできそうでできない画像
6.無用なアニメーション
7.明らかに誤りとわかるバカバカしい選択肢の入った選択式問題
8.選択肢がすべて同じ文言から始まる選択式問題(質問の書き方が悪い)
9.無意味に場所をとるアイコンの配置(分類配置すべき)
10.くだらない効果音やBGM
これらはいずれもeラーニングに限らず、ウェブデザイン全般に言えることでもある。基本的なことばかりだけども、昔からこのような基本的なことができてないeラーニングベンダーが多いということなのだろう。
このトップ10リストの紹介のページの冒頭で「新聞や雑誌で読者が必ず読むのはトップ10リストの記事なので、我々もこんな企画にしてみました」という感じで、照れ隠しというか自らに皮肉っぽくに始めているところが英国人らしい。よくある雑誌の記事と一緒で、トップ10の決め方は多分適当なのだろうから、リストの信憑性がどうこうという話ではなくて、単に話のネタ程度で捉えておくのがよいでしょう。