「プリズン・ブレイク」シーズン2終了、他TVネタ

 シーズンの区切りを迎え、各局のTV番組は一区切りしてきた。「プリズン・ブレイク」は先週でシーズン2のファイナルだった。アメリカのTVドラマは、人気が出ると継続されてストーリーがどんどん引き伸ばされていく。プリズン・ブレイクも人気シリーズとなったおかげで話は続き、マイケルとリンカーンの受難は続く。面白いので次のシーズンが始まってしまえばまた見てしまうとは思うけども、この番組はここで区切りをつけた方がすっきりしてよかった気もする。ちなみに、このTVドラマの現象とは対照的に、映画の方は結構な大作風の作品であってもきっちり2時間以内に抑えているものが多い。このプリズン・ブレイクのように同じような作風でじっくりストーリーを描写するTVドラマを見慣れてしまったせいもあって、その手の映画をたまに見るとストーリーの展開が粗雑な感じに見えてしまうことがある。
 「24」もシーズン6が佳境に入ってきた。話のひっくり返し方はいつも意外なところから出てくるのが面白くて、見ている側もだんだんどこがひっくり返りどころかを探しながら身構えて見るようになる。作り手もそれを意識しているようで、この人ももしかしたら悪役かも、とにおわせるような演出をしている。善から悪、悪から善とひっくり返し方も気分がよいものもあれば嫌な気分になるものもある。結局は引き込まれて毎週見てしまう。
 ドナルド・トランプの「ジ・アプレンティス」はあと2回で終了。「アメリカン・アイドル」はまだベスト8なのでもうしばらくやっている。いずれも人気番組として定着していて、そういえば留学してきてTVを見てついていけるようになった頃(留学当初1年くらいは、どんなものでも30分も見れば眠りに落ちていた)からずっと見ている。
 夏の間は、これらの主力番組はお休みで、その間は別のラインアップになる。これから始まるものの中では、「サバイバー」「ジ・アプレンティス」のプロデューサー、マーク・バーネットがスティーブン・スピルバーグと組んだ、映画監督オーディション番組「On the Lot」が一番面白そう。映画監督版のアメリカンアイドルのような趣向で、毎週若い映画監督の卵たちが撮った映像を放送し、視聴者投票で毎週勝ち残っていって、最後に残った一人がドリームワークスとの大きなディールを獲得できるとのこと。
 あとは昨年の夏に放送されて人気の高かった発明家オーディション番組「アメリカン・インベンター」もシーズン2放送に向けたオーディション中、それとカリスマシェフ、ゴードン・ラムジーのシェフオーディション番組「ヘルズ・キッチン」は3シーズン目が開始されるので、これらも楽しみにしている。日本に帰っている間のビデオ録画をどうしようか迷う。