Flowers for Seymour

 日本から戻ってきて間もなくのこと、MITメディアラボ名誉教授のシーモア・パパート博士が、ベトナムのハノイで交通事故に遭ったという知らせが入った。重傷ながらも快方に向かいつつあるということだった。パパート博士は、プログラミング言語のLogoを開発したことでよく知られていて、学習メディアについて学べば必ず出てくる偉大な研究者である。
 昨日、何かのついででたまたまWikipediaのパパートの項を目にしたのだが、するともうこの事故の報が記載されていた。それとパパート博士にお見舞いのバーチャル花束を贈ろうというプロジェクト「Flowers for Seymour」が行われているということがあわせて告知されていた。みんなできれいな花のデジタル画像をFlickrのグループページに集めよういうもので、すでにたくさんの美しい花束が寄せられている。写真自体とても美しいが、人々の思いのこもった花束ということが、見るものへはさらにその美しさを引き立たせていて、回復中のパパート博士にはとてもうれしいお見舞いになると思う。