一冊目の執筆作業は残りが再校だけでだいたい落ち着いたので、第二作目となる翻訳書の作業を本格的に進めている。一日に3~4時間翻訳作業にあてて、それを毎日粛々と続けている。慣れてきたおかげで、だんだんペースが上がってきて、週当たりの作業量が2倍になった。1月いっぱいかかると見積もっていたところを二週間前倒しで作業を終えることができそうだ。
自分が翻訳の作業をしていると、人の訳文に対する見方が変わる。前は気にならなかったような訳し方の拙いところが見えて気になったり、うまい処理の仕方に気づいて参考にしたりと、今までは吸収できなかったことが吸収できるようになる。自分のスキル自体がまだ拙いため、上達の余地が大いにあって、今は何をやっても上達につながるという感じで楽しく仕事ができている。何より、面白い本を選んでよかったとつくづく思う。とりあえず訳していて面白いので、その面白さをうまく表現したいというところがモチベーションになっている。
一作目は2月下旬、二作目は5月、三作目は夏~秋という予定はなんとか維持しつつ進行中。いずれも手ごたえがあり、ワクワクできる内容になっているのでどうぞご期待ください。