執筆の方は、ようやく最終章へ突入。あともう少し。毎晩毎晩、「も、もう書けません。許して・・」という状態までいって力尽きて寝て、翌朝起きたら回復してて、少し書けるようになっているという繰り返しで何とかここまで来た。気がついたら窓の外の木々は美しく紅葉しつつある。半袖では外は歩けないくらい涼しくなってきた。
時々ふと、自分は全く売り物にならないものを一所懸命こしらえているだけなんじゃないかとか、不安がよぎることもある。でも、内容的には少なくとも3月に書いたシリアスゲーム論文よりもはるかに充実しているはずだし、自分的には今までに到達したことのない領域に踏み込んでいるはずで、それを信じながらどうにか粘ってがんばっている状態である。
そうはいっても、マシーンではないので、生産性が下がることはしょっちゅうで、疲れるとそれも頻繁に生じる。そういう時には雑用をこなすか、完全な気分転換をして、生産性の波が戻るのを待つ。昨日はそんな時に、ストレス過多のせいで買ってしまった余計なもの第一弾、PS2ゲーム「スターウォーズ:バトルフロント2」を試してみた。ちょっと前に出たゲームで、安売りしていて19.99ドルだった。
このゲームは、スターウォーズのキャラクターをそのまま使っているので、映画のファンは楽しさも倍増する。何より楽しいのは、自分のキャラクターがクローン兵(白い下っ端の兵士)で、映画で出てきたような壮大な戦闘シーンの中で闘えるところである。
初めてスターウォーズの映画を見たのは、もう相当昔の話だが、子ども心にこのスターウォーズの下っ端兵士は、敵の下っ端のくせやたらカッコよくて、敵ながらあまり憎めないなと思ったものだ。おそらく特撮SF史上、最も美しい下っ端敵キャラではないだろうか。
作り手も同じように感じていたのかどうなのか、新しいエピソードでは、彼らは味方キャラになって登場したのが妙に嬉しかった。特にエピソード2と3は、あの白いクローン兵士が大量に現れて闘うところが非常に壮観だった。青年アナキンがいまいち期待はずれだったせいもあり、この二作品の個人的な見所は、ヨーダ爺のバトルアクションと、このクローン兵士のスペクタクルバトルシーンだった。
ゲームの方は、プレイ自体は普通の3Dシューティングで、プレイ感はバトルフィールド2などに比べればだいぶ劣るものの、十分楽しめるクオリティだった。ゲームとしてのユニークさは無くても、映画の世界観のおかげで楽しさの要素が加味されているというところは、ロードオブザリングのゲームと近い。ルークやアナキンではなく、クローン兵士でプレイできるのは楽しい。ジェダイマスターでも途中でプレイてきるが、結構あっさりやられて悲しかった。
このゲーム、かなり遊べるので、安売りしてたらかなりお勧めですよ。