山場

 今週はAECT(全米教育工学会)のカンファレンスの週で、うちのプログラムの教員と院生の多くが出張するため、居残り組にはややゆったりした時間が流れる週となる。この機にキャッチアップを図る人もいれば、スローダウンする人もいる。執筆三昧の私にはあまり関係ないのだが、ちょっと周りを見ると雰囲気が違うので、何となく空気を共有する感じになる。
 本の執筆と、博士論文研究のどちらとも、今週末が一つ区切りになっていて、乗り越えるべき山場となっている。本の原稿はあと残り二章分。これだけであれば片付くペースで来ているのだが、研究の方とのコンビネーションで負担が増大している。先週まででかなり疲弊していて、気持ちよく仕事ができない。買い物に行って、余計なものを買ってしまうところや、些細なことがずっと気になっていることで、だいぶストレスが溜まっているんだなということがわかる。
 こういう時は片付けるべきものを片付けるのが一番効果的だが、それができるなら苦労はしない。ついぐずぐずとして関係ないことに時間を費やしてしまう。余計なことに時間を使うと、さらにそれがまたストレスになって悪循環である。そしてそういうときに限って、余計な問題が舞い込んできて事態が悪化する。事態が悪化すると、発想が後向きになって、創造性も生産性も下がっていいことがない。経験上、こういう状況に陥った時はさっさと寝て、当面の疲れを取るのが一番効果がある。なので全部明日。