ペンステートに来て、5年目の新学期を迎えた。大学の本屋にも街のスーパーにも、新入生らしき人々が目立つ。寮の仲間とか、新しいルームメイトとかと一緒に買い物に来ているような風の人々も多い。この時期にウォルマートに行っても、定番商品の棚は空っぽだったり、レジはやたら混んでいたりしてあまり快適ではない。夏の間がとても静かなだけに、そのギャップのために人の多さをよけいに感じる面もある。
うちに避難しても新学期の影響はある。「ジェフ、すぐ電話よこしなさい」なんていう新入生のオカン風の声の留守電が入っていたり、今朝も土曜の朝っぱら、6時半に電話が鳴って、取ってみたら「ジェイソン?」と、これもオカン風の間違い電話である。ちゃんとジェイソンにかかっていたとしても、金曜の夜に新歓パーティとかで遅くまで騒いでいたジェイソンが「母ちゃん、こんな時間になんだよ」と、だるそうに電話を受けていたことだろう。
こちらも土曜の朝から迷惑だなまったく、と一瞬思ったが、最近また朝がだんだん遅くなってきていたというこちらの事情もあって、起こしてもらってちょうどいいやと思って、そのまま起きて作業開始した。