今日はふだんより早めの夕食にして、酒を飲みながら昨日作った生春巻の残りなどつまんで、ちょうどやってたプリズンブレークとかテレビを見ながらくつろいでいた。早い時間からくつろぐのは悪い気はしないのだけど、その後やることがあるときには面倒くささが倍増する。美味い酒なぞ飲んで緩んだ精神には、普段は耐えていることが果てしなく面倒なことに思えてきて、何をするのも嫌になってくる。面倒くささが極まったところでベッドに倒れこんでふて寝したら、中途半端な時間に目が覚めた。頭はすっきりしているので仕事はできるのだけど、また生活時間が不規則になるのでなかなか悩ましい。
ところで、時々ふと自分の食行動などを冷静になって見てみると、自分のメリケン体質化がいろいろと目に付いてくる。こちらに来た当初は食えなかったような、スーパーに売ってる甘くて不味いケーキを、この間もらって食べたら、結構美味いなと、でかい一切れを普通に食しているし、インターンの職場ではフリーソーダなのをいいことに、日本ではおそらく売ってないであろう、ダイエットドクターペッパーとかダイエットマウンテンデューなんていう意味不明な飲み物をウマーと飲んでいたりする。ウェンディーズのトリプルバーガー(肉が三枚重ね)のような普通の人の食べ物ではないようなものを、時々すごく食べたくなったりする(そこはさすがにダブルで抑えている)。日本にいる頃はフライドポテトはほとんど手をつけなかったのだが、今ではわざわざ買い求めて食べている。日本食に対しても、以前はとんかつ定食とか牛丼とか、いろいろむしょうに食べたくなったりすることはあったけど、今は自炊する分で事足りていて、特に日本食が恋しいという感覚もほとんどなくなってしまった。普段は気にしてなくても、あるときふと振り返ると、そんな感じで自分のメリケン体質がかなり進行していることに気づく。
アメリカの食生活というのは普通にしているとすごく不健康で、不健康なものほどものすごく安い。健康志向にすると金が余計にかかるので、余裕のない人たちはそういう不健康なものを日々食べざるをえない。健康に気をつけない人は、普通にアメリケンな食生活をして、普通に太っている。ウォルマートみたいな大衆スーパーに行くと、もはや人間の形を呈していなくて、自分の体重も支えられないような人たちがたくさんいる。そうかと思えば、朝も晩もあちこち走っていたり、食事に気をつけすぎる人も多くて、ちょうどよく健康的な生活を送るのが非常に大変なところである。
そんな中で、ちょうど自分に合った食生活というのを見出して、やっと定着してきたという感じなのだけど、ここまでメリケン体質化してしまうと、今度は日本に帰ったときが問題になってくる。ダイエットドクターペッパーは売ってないだろうし、牛肉は高いし、ケーキやお菓子は逆に美味過ぎてやばいし(日本の空港のお土産売り場とか行くと、日本のお菓子文化の素晴らしさにマジで感動する。アメリカの空港にはまともなお菓子屋はなくて、あってもせいぜいゴディバみたいなヨーロッパ系な感じ)、また逆に適応するのが大変な気がして先が思いやられる。
ダイエットドクターペッパーはヤフオクで箱単位で売っていて、大体1本40円位で入手可能になったのですよ。マウンデンデューは無いな。店頭で売っているのは見たこと無い。
>ナカヤマどの
それは貴重な情報をありがとうございます。日本でもやっていけそうな希望が。
でもマウンテンデューがないのはちょっと残念。