修了試験の最後の課題だったサポーティングフィールドのペーパーをまとめあげて、提出した。提出した時にスタッフアシスタントに「あんたが一番最初だわよ」みたいなことを言われたので、おかしいなと思いつつ、一緒に受けてる同僚と連絡を取ったら、実は〆切はその翌日だということがわかった。
私は〆切ものに遅れないように、一日早めに自分の中での〆切を設定するようにしているのだが、時々本物の〆切を忘れて、その一日早い〆切を本物だと思い込んでしまうことがある。今回がそのパターンで、「敵を欺くにはまず味方から」ならぬ「敵を欺くにはまず自分から」という状況になってしまっている。自分が欺かれてしまっているので、本人はその偽の〆切を守ろうと必死になる。それで一日早く仕事が仕上がるので、あまった一日でブラッシュアップすればいいじゃないかと思うのだが、それがうまくやれるかやれないかが、一流の仕事人とそれ以下の分かれ目である。自分は残念ながら後者で、いったん自分の中で終わったものは、書いてる途中でダメなところが見えていたとしても、書き上げたとたんに輝き始め、直すモチベーションが非常に下がってしまう。ぐずぐずしているうちに一日が過ぎてしまって、結局は一日短い〆切に合わせてできたものがほとんど最終アウトプットになってしまう。今回は非常に重要な課題だっただけに、その一日を有効に使いきれなかった自分のふがいなさへの憤りもまたひとしおである。
不満はあれ、まあとりあえず終わった!あとは口頭試験を残すのみ。早くパスして、博士論文研究に進みたい。