今日はゲームデザインのクラスでプレゼン。周辺機器を使ったゲームを紹介して、クラスで議論するという内容。初期のファミコンのバーコードワールドやパワーグローブなどを紹介しつつ、音ゲーやマイクを使ったゲームなどをカバー。グループのメンバーがEyeToyやDDRについて触れた。ファミコンの光線銃シリーズ(ダックハントやワイルドガンマン)やファミリートレーナーがアメリカでも売ってて、子ども達に人気があったというのは知らなかった。ファミリートレーナーはクラスの半分くらいはやったことがあって、やたら歓声があがっていた。この辺は住宅事情の違いで、アメリカの子ども達はこういううるさいゲームも思う存分楽しめるのだろう。騒音問題への配慮で開発が止められた日本の様子などあまりイメージがわかないんじゃないだろうか。
夕方のインストラクショナルデザイン理論の授業では、サイコモータースキルの理論をカバー。この授業を受けるたびに利口になっている気がする。IDというのは日本だとADDIEの開発プロセスを勉強したら、私はIDを勉強した、ということになっているようだが、それは結構な勘違いで、状況に応じたインストラクションをデザインできるようになるためには、さまざまな知識、スキルのタイプや学習内容に応じた対応のための知的ツールを持っている必要がある。そのツールの充実度でその人のインストラクショナルデザイナーとしての実力に差が出てくる。ADDIEがちょっとわかるというのは初歩の初歩でしかない。
この授業でやってることはほんとにIDのお手本とでも言うべきで、いいインストラクションを描くには、ID者がデザインした、質のよいインストラクションを知らなければならないとつくづく思う。きっと何年後かには、この授業で使っているライゲルースの緑本も訳されているだろうから、それを使ってこの授業を日本で再現してみたいと思っている。