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風の便り

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生涯学習通信

「風の便り」(第84号)

発行日:平成18年12月

発行者:「風の便り」編集委員会


1. 『放課後子どもプラン』の卓越性

2. 男女共同参画オンチ!!

3. 進化する「宅配便」、挫折したか!

4. 向老期の生涯学習処方 −『読み、書き、体操、ボランティア』−

5. MESSAGE TO AND FROM

6. お知らせ&編集後記

進化する「宅配便」、挫折したか!

 

  本誌更新の最終依頼文で紹介しましたようにメール便がまた進化しました。進化する宅配便に対して公金を投入した生涯学習振興策の方はどうでしょうか?「放課後子どもプラン」が中途半端に終って、空中分解することはまちがいないようです。福岡県のように「子育て支援−少子化防止対策」を子どもの「遊び場」運動に置き換えたような甚だしい勘違いの「後退」もあります。
  公民館事業は財政窮迫の中にもかかわらず、相変らず税金依存型の「趣味・教養・軽スポーツ・実益の習い事」に終始しています。公金による生涯学習の恩恵を受けた方々がその成果を社会に還元しないとう実態はほとんど変わってはいません。税の公平還元の視点からも、個々の生涯学習者に自立を促すためにも、プログラムのあり方を抜本的に革新する時期に来ているのではないでしょうか。改革の方向は学習者の「自立」と「社会貢献」だと思います。生涯学習革命が進めた「鑑賞者」から「創造者」への転換ももはや足踏み状態でしょうか?
  また、行政が主導する熟年の生涯学習も「安楽」から「養生」実践へ、個人の「楽しみ」や「自己実現」から「社会参加」を前提とした「交流」や「社会貢献のための学習」に転換すべきであると思います。
  少年教育は指導原理からプログラムまで、すべてを根本から疑って再編する時期に来ています。
  コンビニが銀行から弁当の配送の機能までを複合化したように、公民館は「デイケアの健康教育センター」を兼ねるわけには行かないのでしょうか?宅配便が「いつでも、誰でも、何でも」という人々の願望を配送サービスに翻訳したように、教育機関の機能を複合化し、学校や公民館のサービス機能を弾力化してもう少し「いつでも、誰でも、何でも」に近付けることはできないでしょうか!?
 

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