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風の便り

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生涯学習通信

「風の便り」(第109号)

発行日:平成21年1月

発行者:「風の便り」編集委員会


1. 新刊あとがき 男女共同参画ノート「変わってしまった女」と「変わりたくない男」 

2. 「自己決定権」の時代-「地域・機能集団」の待たれる時代

3. 「自己決定権」の時代-「地域・機能集団」の待たれる時代(続き)

4. 健やかに生きる―「負荷の原理と方法」

5. MESSAGE TO AND FROM

6. お知らせ&編集後記

お知らせ  
1 第4回人づくり・地域づくりフォーラムin山口

 日時:平成21年2月14-15日(土−日)
 場所:山口市秋穂 セミナーパーク
実践発表 全国26事例
 ビッグ鼎談 「産学官民の協議により活力あるまちづくりを進めるためには」
 インタビューダイアローグ 「地域ぐるみで子どもの健全ないくせいのための環境づくりを具体的にどう進めるか」

2 第89回生涯学習フォーラムin宗像
 -「宗像市民学習ネットワーク」事業:生涯学習における「市民力」の活用- 

 日程: 平成21年3月14日(土)14:00-16:00
 場所: 宗像ユリックス(宗像市久原400)
 受付の15時以前は宗像ユリックス大ホール(イベントホール)内の展示発表をご自由に見学して下さい。(見学の問い合せ先:市民学習ネットワーク事務局:0940-36-3721)
 
フォーラム会場・受付は「ユリックス2階、会議室2」です。13:00から借りていますので、展示見学の際に、お荷物のある方は「ロッカールーム」としてお使い下さい。

次第
(1) 14:00-15:00「むなかた市民学習ネットワーク」事業発表会見学の感想発表

(2)15:00-1600 論文発表
 「市民による市民のための生涯学習教授システム(仮題、三浦清一郎)
 16:00-17:00 茶話会(宗像ユリックス内レストラン「葡萄の樹」)

*「むなかた市民学習ネットワーク」事業は、5名集まればクラスが成立する「市民による市民のための教授システム」です。現在百数十名の「有志指導者を」を擁し、年間5万人が学んでいます。毎年1回3月に、学習成果の発表会を企画し、今年25周年を迎えます。

 


■■■■■ 編集後記: 人間"触媒"の条件 ■■■■■

 はじめての試みでしたが、岡山の移動フォーラムが無事・盛会裡に終わりました。県庁の福原さん、倉敷教育事務所の安田さん、塩飽さん、シニアスクールの藤井さんなど実行委員会のみなさんには大変お世話になりました。会場に入りきれないほどの方々がお集まりになり、「移動フォーラム」が交流の仲介効果を果たしたかな、とあとから思ったことでした。
 シンポジュームでシニアスクール事務局長の藤井さんが、"中学校に寄留したシニアスクールは、中学校との融合は出来なかったが、生徒にも、教職員にも触媒効果を発揮した"という指摘をされたのが印象的でした。筆者のいう仲介効果がまさに藤井さんのおっしゃった「触媒」効果です。
 シニアスクールの存在は、その存在の故に、"荒れた"中学校を変容させていったというのです。「自分たちがそこにいるだけでお互いが好ましい方向に変容して行くこと」が人間の"触媒効果"です。これまで論じられて来た「学社連携」の効果を見る大事な視点ではないでしょうか?シニアスクールを通して、出会う筈のなかった人が出会い、言葉を交わす筈のなかった中学生と熟年が同じキャンパスで学ぶようになるのも同じです。お蔭さまで私たち福岡から出向いた者たちも岡山のたくさんの方々にお会い出来ました。次に、福岡の地で、5月の生涯学習実践研究交流会で再会する時、触媒効果はさらに倍加することでしょう。
 人間触媒の条件はかんたんですね。
まず「動くこと」、「本気であること」、「まじめであること」、「参加すること」、「話しかけること」、「会話を続けること」、「何かを一緒にやろうとすること」などですね。福岡の仲間と、がんばって「移動フォーラム」を続けようと誓い合った旅でした。
 


『編集事務局連絡先』  
(代表) 三浦清一郎 E-mail:  kazenotayori (@) anotherway.jp

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