ゲームと学習に関する研究ユニット「Ludix Lab(ルディックスラボ)」で近々開催する公開研究会のお知らせです。
6月5日の公開研究会「ゲームで学んだ成果を実務につなげる方法論‐転移の知見を応用して‐」は、東京大学特任助教の池尻良平さんに話題提供していただき、ゲームで学んだ知識を実務や実生活で活かすための知見を皆さんと共有するセッションです。
6月11日の公開研究会「80~90年代エデュテインメントの成果と教訓」は、元コーエー制作プロデューサーの湯澤太郎さんにお話を伺い、初期のエデュテインメントの成果や教訓について皆さんと議論します。
いずれもこの分野に関心のある方には貴重な機会になると思います。どうぞご参加ください。
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Ludix Lab公開研究会: ゲームで学んだ成果を実務につなげる方法論‐転移の知見を応用して‐
趣旨:
ゲームを教育に導入する取り組みは以前からさまざまな形で行われていますが、ゲームで扱う知識や活動が実務で役に立つと感じにくい研修や、実務で活かすための支援が不十分な教育実践も多く、単にゲームを取り入れれば実務に役立つ学びが得られるわけではありません。研修などの場で学んだ知識を他の状況に役立てることを「学習の転移」と呼び、長年の学習研究から多くの知見が示されています。
学習の転移の仕組みについて理解を深めることで、ゲームで獲得した知識を「あの時ゲームで出てきた話だ」と想起して長く知識が定着したり、複雑な現実の状況とゲームで経験したことの共通性を見抜いて優れた手順を実行したりするような、ゲームでの学びを実務に役立てる研修デザインもしやすくなります。
今回の公開研究会では、東京大学特任助教でLudix Labフェローの池尻良平さんをゲスト講師にお迎えして、これまでの学習の転移に関する研究や関連する学習研究の知見をもとに、ゲームを通して学んだ知識と実務の知識のつながりを考えるための理論的枠組み、成果を高めるための考え方などについて話題提供していただき、この分野の成果や課題を参加者の皆さんと議論します。
★ゲスト講師: 池尻良平(東京大学 大学院情報学環 特任助教)
★モデレータ: 藤本 徹 (東京大学 大学総合教育研究センター 助教)
★日時:2014年6月5日(木)19時00分~20時30分(18時30分開場)(軽食をご用意します。)
★会場: 東京大学本郷キャンパス福武ラーニングスタジオ1(B2F)
★参加費:前売3000円、当日4000円
★定員: 30名(定員に達し次第〆切)
★詳細、参加申込:
http://peatix.com/event/36935/
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Ludix Lab公開研究会: 80~90年代エデュテインメントの成果と教訓
詳細
趣旨:
現在のシリアスゲーム、ゲーミフィケーションと呼ばれる以前から、ゲームの教育利用の取り組みは続いてきました。家庭用ゲーム機やパソコンが普及する80年代から90年代にかけて「エデュテインメント」と呼ばれる学習ゲームの開発が盛んに行われました。シミュレーション&ゲーミングの教育実践や、ビジネスゲームを取り入れた研修も開発され、新たな教育方法として大いに期待されていました。当時の取り組みから多くの事例が生まれましたが、今日ではその成果や教訓に触れる機会は少なく、知見の多くを散逸しているのが現状です。ゲームの力を社会に役立てようという理念は今日に通じている一方で、知見の蓄積や共有を進めることがこの分野の発展に向けた課題となっています。
今回の公開研究会では、株式会社光栄(現コーエーテクモゲームス)の制作プロデューサーとして、同社の数々の教育・教養分野のゲームタイトルを手掛けられた湯澤太郎さんをゲスト講師にお迎えして、当時のエデュテインメントタイトルの開発にまつわる成功や失敗について語っていただき、この分野の成果や課題を参加者の皆さんと議論します。今日のシリアスゲーム、ゲーミフィケーションの開発・実践に取り組む方は必見のセッションです。
★ゲスト講師: 湯澤太郎氏(元コーエー 制作プロデューサー)
★モデレータ: 藤本 徹 (東京大学 大学総合教育研究センター 助教)
★日時:2014年6月11日(水)19時30分~20時50分(19時開場)(軽食をご用意します。)
★会場: 東京大学本郷キャンパス福武ラーニングスタジオ1(B2F)
★参加費:前売2500円、当日3000円
★定員: 25名(定員に達し次第〆切)
★詳細、参加申込:
http://peatix.com/event/39017