PCカンファレンス 2011(8/6-8)での登壇予定

 近々二つの学会の大会で登壇予定がありますのでお知らせしておきます。
 一つ目は、8月6日~8日に熊本大学で開催される、コンピュータ利用教育学会(CIEC)のPCカンファレンス2011です。
http://gakkai.univcoop.or.jp/pcc/2011/
 まず、初日(8月6日)の「メディア環境と学び」についてのシンポジウムでパネリスト登壇します。

(以下、大会ウェブサイトから転載)
【シンポジウム1】「メディア環境と学び その変容と多様化—教育イノベーションの隠れたイシューを俯瞰するー」
 本シンポジウムでは,全体会基調講演「教育イノベーション第3期に向けて〜メディア環境の変容と多様化の中の学びに関するイシューを整理する〜」を受けた形で開催いたします。
 すなわち,急速に進展するメディア環境の変容と多様化を俯瞰的に見つつ,そのマクロなイノベーションの流れが教育に及ぼす影響を「教育イノベーション」の動きととらえ,そこに潜む多様なイシューについて多様な角度から議論し,多様な意味を抽出しようとする試みです。
特に,以下のイシューについて焦点を合わせたパネルセッションを予定します。
電子書籍
オープンエデュケーション
ソーシャルメディア(とマスメデイア)
 これらの進展に伴う,多様化する「知のあり方」について,メディア活用能力の育成から情報リテラシーや情報倫理といった「教育・人財育成」について,さらには「産業政策や文教政策」について等々,その変容から多様化まで考察を行う予定です。
パネリスト
 熊坂 賢次(CIEC理事:慶應義塾大学 環境情報学部教授)
 高田  仁(九州大学 経済学研究院産業マネジメント部門准教授)
 花島 誠人(財団法人 地域開発研究所 主任研究員)
 藤本  徹(東京大学 情報学環 特任助教)
モデレータ
 妹尾 堅一郎(CIEC会長:東京大学 知的資産経営総括寄附講座特任教授)
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次が最終日(8月8日)に「マイケル・サンデル教授「白熱教室」のスタイルを検討する」というテーマのセミナーでパネリスト登壇します。

【セミナー3】「マイケル・サンデル教授「白熱教室」のスタイルを検討する-講義形式の限界と可能性の再確認-」
 ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が行う「正義論」の授業は,NHK教育TVでの放映を切掛けに,日本に「白熱教室」の一大ブームを起こしました。書籍は70万部を超える売り上げを記録し,さらに関連・類似番組や書籍の発刊を促しています。
 本セミナーは,その授業内容(政治哲学)そのものに踏み込むのではなく,その授業スタイル(インタラクティブな講義形式)について,授業形態論・モデル論の立場から検討・考察を加えるものです。
 この「白熱授業」の背後には,実は,TA(ティーチングアシスタント)の存在や,リーディングス(論文集)といった教材・教育支援環境が潜んでいます。それらを含め,この授業を多様な角度から評価し,それを起点に講義形式の限界と可能性について考察を進めたいと考えています。
 授業法のあり方を考えたい方々に多くご参加をしていただきたく思います。
パネリスト
 伊藤 洋典(2011PCカンファレンス実行委員長:熊本大学 法学部教授)
 北村 士朗(CIEC理事:熊本大学 教授システム学専攻准教授)
 長岡 健(CIEC理事:法政大学 経営学部教授)
 藤本 徹(東京大学 情報学環特任助教)
モデレータ
 妹尾 堅一郎(CIEC会長:東京大学 知的資産経営総括寄附講座特任教授)
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 このサンデル教授の話については、7日午後の分科会発表の妹尾堅一郎先生の発表の共著論文を書きました。こちらは登壇しませんが、会場にベンチ入りしてます。
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マイケル・サンデル教授「白熱教室」の授業法 ~講義形式の可能性と限界等を考察する~
米国ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が行う授業は、多くの人にとって、退屈な授業の代名詞のように嫌われがちな「教員からの一方的・知識伝授型・大教室講義」のイメージを変えさせた。一般視聴者を惹きつけたこと、難解とされる政治哲学に親しみをもたせたこと、教授の書籍がベストセラーになると共に関連・類似の書籍・番組が追随したこと等、いわゆる「白熱教室」現象を多くの国々に巻き起こした。この授業は、一般的な知識伝授型あるいは情報伝達型の講義とは異なり、学習者を議論に引き込み、気づき・学び・考えさせるインタラクティブなものである。また、事前/事後に学生が関連知識を得るための教材提供やティーチングアシスタントを活用した運営体制が背後にある。本報告では、大教室でこのような「講義」を可能にする授業法全体の構成や運営を俯瞰すると共に、その可能性と限界等、授業法における意味を考察する。
登壇者:妹尾 堅一郎(東京大学)
共著者:藤本 徹(東京大学)