松坂vs.イチローの中継での扱い

 日本でも多くの人が観ていたことだと思うけど、今日はマリナーズ対レッドソックスの試合をスポーツ専門テレビ局のESPNでライブ中継していた。
 とにかく日本語があふれていた。番組開始早々いきなり「成功」という日本語の解説から入って、球場内のあちこちに看板や、ファンの着たTシャツに日本語が書かれているのを映し出していた。さらに極めつけに、イチローの3打席目だったか、NHKの中継の音声がそのまま流されて、対戦の間1分間ほどNHKのアナウンサーと解説者の元マリナーズ長谷川さんのやりとりが全米の電波に流れていた。
 松坂・イチローのへ注目や二人の存在感は大変なものだったが、試合自体はマリナーズのヘルナンデス-城島のバッテリーがすっかり主役を食ってしまっていた。この試合の球場は満員でえらく盛り上がっている感じだったが、その後やっていた他の試合の中継では客の入りがいまいちだった。この辺りの勢いの違いには、レッドソックスの松坂への投資が余裕でもとが取れるというのがなるほどと思わされる。パイレーツの桑田投手への期待が高いのもよくわかる。
 最近のアメリカのメディアは日本のものや日本語がずいぶんよく出てくると思っていたのが、松坂人気でさらに盛り上がって、どこまで加熱するのか気になるところだ。