Last Comic Standing

 アメリカのテレビは、夏がクールの谷間で、短めのシリーズや春や秋よりはやや低予算めの企画ショーなどが目立つ。NBCのLast Comic Standingもその一つで、毎年夏のこの時期にやっている。この番組はスタンドアップコメディアンのオーディションショー。スタンドアップコメディは、日本で言えばピン芸人の漫談みたいなものかな。細かい定義は違うのかもしれないけど、要は一人で舞台のマイクの前に立ってお笑いネタをしゃべり倒す芸能のこと。
 このオーディションでは、地方予選で選ばれたコメディアン達が毎週何人かずつ落とされながら、最後に残った人が「ラスト・コミック・スタンディング」に選ばれる、という内容。フォーマットはアメリカンアイドルや他のオーディション系のリアリティショーとほぼ同じ。
 今年がシーズン4だが、ちゃんと観るのは今シーズンが初めてだ。というのも、スタンドアップコメディの英語は基本的にみんな早口で、かなり文化的な理解をしていないと文脈がつかめないネタが多いので、非常に難しい。今までは観てもちっとも楽しめなかったのでスルーしていた。
 今の時期、見たい番組がいくつもないこともあり、試しにこの番組を観てみた。すると字幕なしで観て笑えるところが増えて、字幕があればだいたい理解できるようになっていた。いろんな英語に耳が慣れてきたのと同時に、文化的な知識も増えたおかげだと思う。少し前まで全く歯が立たなかったものを観て楽しめるようになっていたので、ちょっと嬉しくなった。
 テレビの英語では、スタンドアップコメディショー、スポーツの試合、ローカルニュースあたりが一番難しいと感じる。スタンドアップコメディは早い上にスラングが多くて、文脈が掴みにくい。スポーツの試合も早くて専門用語が多いのと、話がぽんぽん飛ぶので文脈が掴みにくい。選手へのインタビューも早口だったり省略が多かったりして難しい。ニュースはフォーマットに慣れれば楽になるが、やはり文脈を掴みにくい。一方、シチュエーションコメディやドラマは、視覚的な文脈情報が多く、ストーリーの流れがあるものは慣れることが比較的容易だと思う。
 この番組についてもう少し書こうと思ったけど、どうも今日は思考が冴えないので、なんだか英語の話に逸れたまま帰ってこなくなってしまった。今日はここまででまた今度。