2/18(金) 北国仕様

 今日はしばらくぶりにとても寒かった。キャンパスは今夜からチャリティダンスマラソンのイベントがあって、ペンシルバニアの他のカレッジからの参加者と思しき学生達が荷物を転がしながら歩いているのを見かけた。こちらは厚いコートで完全防備で歩いている横を、短パンでキャー寒いと言いながら白人の女の子達が駆けていった。こういうお姉ちゃん達は全く理解に苦しむのだが、この寒さでもパーカー一枚で歩いている若者はそれほど珍しくなかったりする。前からあれはいったい何なんだろうと思っていたが、最近あれが北国仕様になった人たちなのだと理解した。


 人間というもの、寒さにはかなり適応できることをこの2年でよくわかった。厚着して、ちょっと走ると、寒くても汗をかくし、屋内は完全暖房なのでいったん屋内に寒くはない。身体は寒さへの耐性が高まるし、外の移動がちょっとであれば、室内では厚いコートはかさばって邪魔なのだ。実際、私も氷点下をちょっと超えたくらいでは暖かく感じるようになってきて、かなり寒くてもセーターの上にフリースくらいで平気になってきた。この間知り合った台湾人の学部生は、私よりも北国仕様化が進んでいるらしく、ちょっとした外の移動の時はコートを着ないで半そでのまま移動していた。暖かい台湾から来ても2年ほどでそうなるのだから、寒いペンシルバニアの地元っ子たちは言うに及ばず、そもそも北国仕様なのだ。パーティのし過ぎでオツムの回路がちょっと壊れて寒さを感じないのだろう、とかそういううがった見方をして悪かった。すまん。