ここ毎日、ステートカレッジは寒い。授業が終わって帰り道、飲みかけの水のペットボトルが置き忘れられて、中身が完全に凍っているのを見て一瞬ぎょっとした。寒い寒いと思っていてもあまり具体的にどれくらい寒いかを考えないように生活しているところを、いきなり客観的データを突きつけられたためだろう。そうか冷凍庫の中並みに寒いのかとあらためて思い知らされて寒さが増した。客観的データのパワーを思わぬところで見せ付けられた。自然科学の客観的データはこんな風に目に見えてパワフルでも、教育工学の客観的データは概してあんましパワーないよな、とか取り留めなく考えながら歩いた。そんな寒さなので、たまに気温が0度くらいまで戻ると、何だ今日は暖っけーなと思ってしまう。人間の適応力というのは大変なものである。
先日の話になるが、クリスマスプレゼントでもらった地ビールキットで地ビールの仕込みを開始した。付属の洗剤で樽型の発酵容器を洗浄、糖質のパウダーをなべで水に溶かして沸騰させ、ビールフレーバーの缶詰をそれにあけてよくかき混ぜ、ほどよくまざったところで樽型容器に流し込んでふたをした。ここまでが第一工程でたるの中で一週間ほど寝かせて、一次発酵させる。その後ビン詰めして一週間ほど二次発酵させ、半月がかりで自家製ビールの完成となる。問題はビンである。ガラス瓶のボトルは密閉ふたができる器具が必要なので使えず、マニュアルにはペットボトルがよいと書いてある。でもあまり変なボトルだと見た目がまずそうに見えてよくない。店に行って、ほどよく見た目のよいペットボトルを探したら、シエラミスト(ペプシのスプライト)のボトルが緑色でサイズもちょうどよさそうなので数本購入した。しばらくはこのジュースを消費しつつ、一次発酵が終わるのを楽しみに待つことにした。