教育工学界の有名編集者来訪

 大学院生有志で運営しているRadical Thinkers Discussion Seriesのゲストで、Educational Technology Magazineの有名編集者Larry Lipsitzが来訪。夜はプログラム長のAliのうちでレセプション。INSYSの教授陣が7人ほど参加してのファカルティのみのレセプションだったが、Larryをホテルからエスコートした私とBrianの院生2名も同席した。Aliのうちは古いアメリカ家屋をリフォームしたもので、天井が高く、あちこちに工夫が施されていて自慢の我が家というところだ。双子と年子のちびちゃん3人にコリー犬と猫もいてにぎやかである。
 60年代の教育工学の黎明期から雑誌の編集者をしてきたLarryは、いかにもニューヨークの編集者らしく、ニューヨーク訛りで声もでかく、話し出すと止まらない。スキナーの頃からこの分野の動向をずっと追っているので、どの研究者が何の研究をしているといった話にはめっぽう明るく、本人の教育工学に関する見識もたいへんなものだ。Aliが「うちのプログラムで誰か雇うとしたらどの分野の研究者がいいと思う?」と意見を求めたりしていたのが興味深かった。ここで行なわれていた会話は、どこを切ってもうらやましいもので、いずれ日本の教育工学分野でもこのような場が実現するように、人も研究も充実させたいものである。話は尽きず、10時半でようやくお開きになり、帰宅した。お土産に同雑誌の最新号をもらった。