6/30(水) 研究プロジェクト

 昼過ぎまでインターンの仕事。夕方、Dr. Peckのプロジェクトコースの第1回ミーティング。このコースについては前にも何度か書いたが、教員がリーダーとして立ち上げたプロジェクトに院生が参加する形式のコースになっていて、ドクターコースでは12単位(通常4学期分)も必修になっている。自分のアドバイザーのプロジェクトに参加するのが通常だが、自分のアドバイザーと研究分野が合わない人などへの配慮で、他の教員のプロジェクトに参加してもよいことになっている。Dr. Peckのプロジェクトには6人の院生が参加する。教員だけアメリカ人で、あとは中国人と台湾人と韓国人と日本人のアジア多国籍プロジェクトである。
 プロジェクトのネタは3つあって、一つ目は先学期から続いている、ゲームを使った教育の学習効果を研究するプロジェクト。二つ目は近くの都市の低所得地域の小学校で、生徒一人ずつノートパソコンを使える環境(One to one computingというキーワードで学校教育情報化のコンセプトとして最近盛り上がりつつある)にして、学力向上を成功させた事例を研究するプロジェクト。そして三つ目はPenn Stateに本部があるアメリカ遠隔教育学会の研究プロジェクトに採用されるための研究計画を立てるプロジェクトである。いずれも研究資金の金額が大きめのプロジェクトになる見込みがあり、Dr. Peckのところにはこういう話が集まってくるようだ。
 うちのプログラムの教員は教育系の中でも金を集めてくる力のある人が多く、それぞれの持ち味でプロジェクトのスタイルも違ってくる。金を取ってくるところは自分でやって、かなり研究計画を固めた段階で仕事を院生に振る教員もいる。このタイプの教員の方が、タスクが明確で仕事しやすいと感じる院生もいるようだが、私は自分と関心の違う人が立てたプロジェクトは肌に合わないことが多いのでそういうところには参加しない傾向にある。
 かたや、Dr. Peckのようにアイデア出しのところから院生に関わらせる教員もいる。そういうスタイルだと自分の仕事としてプロジェクトを組み立てやすいので私にも参加しやすい。特にDr. Peckはプロジェクト資金の源流近くにいる人で、かつ研究関心も私と近いので、興味を持てるネタをふってくれることが多い。私はなぜかこういう親方系のボスに縁があるようだ。自分が程よく興味を持てる仕事にこと欠かないのでありがたいことである。