朝は起きれず、8時過ぎ起床。一本目のセッションをパスして、2コマ目から出席。インディアナ大学で、Diffusion Simulation Gameのデモをやっていた。これは教育改革者の改革過程の苦労や手間を体験できるボードゲームをオンライン化したものだ。このボードゲームは30年も前に開発されていたそうで、その存在も知らなかったが、オンライン化したゲームの方もなかなかの出来だった。グラントプロジェクトではなく、クラスプロジェクトで、院生がPHPプログラミングを学びながら作ったというのだからたいしたものだ。博士論文ではこういうプロダクトを作って研究したいと考えているので、いい先行事例に出会えた。
いくつかセッションに参加し、午後は撤収作業の手伝い。各セッション会場のプロジェクタなどを回収して箱詰めし、備品の整頓などを2時間ほど。片付いたところでボランティア部屋を後にした。これでカンファレンスは終了。プログラムの同僚Joelと彼の前の大学の同僚のRichardと3人でディズニーランドへ行くことにした。大の男が3人でディズニーランドを回るのもなかなか愉快だ。途中、急流くだりの列を待っているときに話していて、実はRichardは、昨日、化学実験室のシミュレーション教材のプレゼンをやっていたインストラクショナルデザイナーだったということが判明。ぶっきらぼうな感じがしたのは、彼のキャラクターだった。よくよく話せば、もの静かな気のいいおじさんだった。二人とも子どもがいるので、こういう場所の回り方は心得ている。ファーストパスをうまく使いつつ、激しい乗り物と休憩できるアトラクションを交互にめぐる(若者のように激しいのを連チャンできない)というお父さんテクニックがさえていた。映画のアトラクションはさすがディズニー、ポジティブな教育的映画だった。
4時間ほど回り、彼らは子どもへのお土産も買ったところで、ディズニーランドを後にして、ホテルの近くのメキシカンで夕食。ヤンキース松井の話をしたり、カンファレンスの感想を交わしたりしながら楽しく過ごした。
外を歩くと空は変にかすんでいるし、目に灰のようなごみが入るので、なんだろうと思っていたら山火事だった。ホテルに戻り、できる限り荷物をまとめて就寝。