昨夜は仕事をできるところまでやって、旅支度を済ませたらもう明け方で、結局1時間ほど仮眠を取っただけで出発。Greyhoundに乗ってボルチモアへ。平日なのでバスはガラガラ。秋の紅葉を楽しむまもなく爆睡。気づいたら乗り換え地のハリスバーグに到着。次のバスまで1時間ほどあったので、近くのモールのフードコートに行って、ソーセージエッグサンドとコーヒーで軽く朝食。またバスに乗り込んで、すぐに爆睡、1時過ぎにボルチモアに到着。タクシーをつかまえようとホテルの前に行こうとしたら、黒人のタクシー運ちゃんから声をかけられた。のんきに運転手仲間と客を取りあってじゃれあっている。黄色のキャブなのでぼられはしないだろうと思って、空港まで頼んだ。
空港についたのは2時ごろで、出発まで2時間半ほどあったので、バーでビールを飲んで休憩。ふと、ワイヤレスネットワークが利用できるというサインを見つけて、さっそくトライ。ネットにつなぐと、プロバイダ会社のWebサイトにつながって、そこで料金プランを選んで申し込む仕組みになっている。試しに一回接続で1ドル25セントのプランを利用。メールの送受信だけやる分には、電話をかけるくらいの気分で利用できる価格なので、まあ悪くない。この間ワイヤレスLANカードを買っておいてよかった。
空港の搭乗ロビーには、パソコン用の電源のついた作業机があって、待ち時間はそこで仕事が出来るようになっている。腹が減っていたので、出掛けに急いで作った不恰好なおにぎりとハムをつまみながら、やり残していた仕事を進めた。アメリカに来て以来、このように独りで移動することはあまりなかったので、なんだかやることなすこと新鮮な気がする。それにいつの間にか英語を話すのも聞くのもずいぶん楽になっていて、以前の旅行の時に感じていたコミュニケーションのストレスもまるで軽くなっている。日本国内の移動ほどは気楽ではないが、旅行の過程を楽しむ余裕を自分が持っていることに気づいた。つい2ヶ月前までは何をやるにも不自由でしょうがないと感じていたのだが、ここしばらく、仕事のやり取りなど、真剣に英語を使う機会が増えていたので、それが集中トレーニングになったのだろう。やはり本物の実践に勝る学習はないということだ。
デンバー経由で、オレンジカウンティ空港についたのが夜9時半ごろ。シャトルバス乗り場に行くと、ハイアットのシャトルがいたので、運転手に頼んで乗せてもらった。しめしめと思ったのもつかの間、空港からすぐ近くのハイアットのシャトルで、アナハイム行きではなかった。あえなく同じシャトルで空港へ戻るはめに。でも運ちゃんがアナハイム行きのシャトルバスを教えてくれて、すんなり乗れた。ホテルに到着したのが10時半ごろ。そこらにフェニックスなど南国の植物が生えている。荷物を解く間もなく、まずはカンファレンスの会場のハイアットホテルへ。自分の泊まるホテルからすぐ隣で、徒歩3分で来れるのは便利だ。ボランティアの詰め所に立ち寄り、明日の予定を確認した。腹が減っていたので、帰り道に食べ物屋を探した。11時過ぎにやっている店もあまりなかったのだが、かろうじてピザハットを見つけて、チーズピザとビールを8ドルちょっとで購入。部屋に帰って食べた。チーズだけのシンプルなピザだが、休み気分で食べるとうまい。荷物を開けたら、髭剃りローションがこぼれて荷物が部分的に大惨事になっていた。その処分を済ませて一息ついたところで、なんか眠いなと思ったら、こちらは12時過ぎでもペンシルバニアは3時過ぎ。前の晩ほとんど寝ずに作業してきて、もう3時過ぎなら眠いわけだ。ということで明日も早いので今日は終了。