7時ごろ起床して、うちへ電話。りんに忘れ物を送ってもらうように頼んだ。ホテルの部屋からネットがつながらないので、カンファレンス会場でつなごうと、パソコンを抱えて早めにホテルを出た。会場でワイヤレス接続ができると案内はあるものの、なぜかつながらない。結局ここ3日間メール読めず。明日空港でつなぐしかなさそうだ。
カンファレンス2日目は、スポンサーのLeap Frog社のCEOによる基調講演からスタートした。Leap Frogは教育用玩具の大手で、インタラクティブな学習絵本や、教育ゲームを販売している。企業としてのビジョンと戦略がしっかりしていて、社長の姿勢もとても好感が持てた。とてもいい講演だった。アメリカの文化でいいなと思うのは、スポンサーへの敬意をしっかり表すことだ。スポンサーはどんな場でも敬意を持って紹介され、スポンサー側もとても品がよい。日本では丁寧だけども形式的になりがちなところを、みんな自分の言葉で敬意を表し、自分の言葉でそれに応えるので、気持ちが伝わっている気がする。
基調講演の後は、「ゲーム開発ツールの開発」「ゲームリテラシーの養成」「商業的、教育的な成功」「新たな協働者:次の展開」とパネルディスカッションが続き、最後にウィル・ライト(Sim CityやThe Simsの開発者)とのセッションで締めくくった。今回は山ほど新たな情報を仕入れることができたことに加え、自分の存在をこの分野の人々に認知させることができたのが大きな収穫となった。これから仕事をやっていけそうな知り合いもだいぶ増えた。
丸一日英語を聞き続け、いろんな人とやり取りるのはかなり疲れるが、英語の力をつけるにはよい。まだ難が多いが、英語で仕事ができるくらいにはなってきた気はする。語学の上達は遅い方だが、2年でここまでくれば自分的にはまずまずだ。そんなことを思いながら会場をてくてくと歩くと、明日から始まるエキスポの準備があちこちで進んでいて、面白そうな最新ゲームの広告があちこちにぶら下がっている。エキスポ会場を覗くと、大手ゲーム会社のブースにデモ機がずらりと並んでいる。3月のGame Developers Conferenceは開発者向けの展示会で、開発用のミドルウェアとかの展示が多かったが、今回はゲームそのものの展示会なので、各社とも最新ゲームを前面に押し出しているようだ。楽しそうな雰囲気があふれていて、これに参加できずに帰るのは実に惜しい気がした。また来る機会もあるだろう。
今日も夕飯はタイ料理Pad Taiとビールで7ドル。ホテルのレストランだと一品とビールで20ドル以上かかるが、これは安くていい。食べてぼやっとテレビを見ていたら、ロッキー3をやっていたので最後まで見てしまった。ロッキーはシンプルでいい映画だ。もう何度も見たが、たまに見ると楽しめる。Mr. Tに負けて、再挑戦に向けたトレーニングプロセスのシーンがいい。しかし、せっかくロスに来ているのに観光らしいことは何一つせずにもう明日午後には出発だ。
シルベスター・スタローンの『ロッキー1』~第14Rの映像が強烈に焼きついている~
シスベスター・スタローンの『ロッキー』。あの第14Rは今も忘れられない。ストレートに心に残る映画。