Games for Healthカンファレンスは盛況のうちに終了。200人以上の参加者で会場はにぎわっていた。面白いセッションが多く、ウェストバージニア州のDDR導入プロジェクトの最新情報、救急訓練MMO、外科手術の訓練へのゲーム利用、子ども向けガン知識教育ゲーム「Re-mission」の開発過程の話、など、注目されている医療健康分野のシリアスゲーム事例の最新情報をたっぷり吸収できた実りの多い機会だった。
我々の発表も無事に終了。ちょうど昼頃の良い時間帯だったので、結構参加者が集まってくれた。日本での脳トレ系ゲームの動向、ナムコのリハビリテインメントゲーム、ナムコ&早稲田大学の「ゲームの処方箋」プロジェクト、ユードー&慶應大学の「映像のないゲーム」、SGラボのゲームデモなどを日本の最新情報として紹介、解説した。いずれも反応がよく、この分野の人々からの日本のゲーム開発者へのリスペクトの高さを感じた。共同発表者の別府さんには、ご専門のヘルスコミュニケーションの視点で、医療健康をテーマにしたゲームのレビューをしていただいた。乙女ゲー「ラブレボ」の世界観には、聴衆は好奇の表情で聞き入っていた。日本のアニメはアメリカに相当に入ってきているので、若者向けのコンテンツ開発においては、こういうテイストの絵を描ける人々への需要もこれから高まりそうである。
発表後、みんな口々に「Nice presentation」「Great work」と声をかけてくれて、お世辞でも悪い気はしない。ウェストバージニア州のプロジェクトのセッションの時に、中学生の男の子が出てきて、DDRの実演と同州の導入プログラムの感想を発表していて、聴衆は温かい目で見守って、励ましていたのが微笑ましかった。たぶん我々の発表に対してもかなりそれに近い感じで、期待のバーを下げて聴いていてくれたのだろうなという感じである。でも、終わった後に「発表スライドをほしい」というリクエストをいくつか受けたのは、手料理を作って持って行ったら「美味しかったからレシピくれ」と言われるのに近い嬉しさを感じた。こうやって褒め合って、励まし合って、お互いに価値を高め合っているところは、アメリカ人の持つ文化的な美徳であり、社会資本としても相当に大きいと思う。
今回は別府さんと一緒に仕事ができたおかげで、負担は半減して気楽にやれたし、カンファレンス以外の時間も行動を共にできて、旅の楽しさも倍増して、とても楽しい滞在になった。カンファレンスが終わって、ボルチモアのシーサイドのレストランで、明るいうちからビールを飲み飲み、(こんな感じの)美味いシーフードも食べ、今回のミッションは全て達成できた(別府さん、お世話になりました&ごちそうさまでした)。これで良い形で一つ仕事が片付き、安心して引き続きの執筆&研究活動へ戻ることができる。
【G4H】二日目:発表とオイスター
無事発表終了しました。
日本の動きに対しては非常に関心が高く、
我々のプレゼンも結構興味を持って聞いていただいたようです。
藤本さんのおかげで随分気持ちの上で楽に参加できたので
本当に感謝です。英語プレゼンは一??
こちらこそお世話様でした。
今度は是非LAで美味いカリフォルニアワインを賞味
しましょう!!
ご執筆&論文その他成果を楽しみにしております!
僕もがんばろっと。
徹くん
こんにちは。
米国ではシリアスゲームが実用の分野でこのように活用されているのですね。
アイデアにも関心しますし、使えるもの、有能なものは活用しようという姿勢、
シリアスゲームの可能性、感じながら関心深く読みました。
徹くんの本の出版も楽しみにしています。
ところで。
夏に、徹くんが書いていた「微妙なダルさ」、繊細で共感できる表現でした。。。
takaさん
>今度は是非LAで美味いカリフォルニアワインを賞味
しましょう!!
そうですね。楽しみにしています。
Mariさん
コメントありがとう。とても励みになります。
がんばります。