日本についたのは、夕方4時ごろ。今回のメインの滞在場所である神田のホテルに荷物を置いて、留学前に勤めていた丸の内シティキャンパスの講演会を聞きにいった。今回は日本の認知心理分野でも有名な研究者の話だったので楽しみにしていたのだが、これがなかなかぱっとしなかった。日本だと研究者の層が薄いので、わずかな偉い先生に仕事が集中する。そして必ずしもその先生の専門に合わない仕事だったりするので、忙しい上に仕事の精度も鈍りがちになる。今日の先生はそんな真っ只中にいるような印象でもったいないなと思った。
講演会の後は、MCC立ち上げのころに苦楽をともにした仲間たちと忘年会。最近のことや前回あって以来の様子などいろいろ話せて楽しかった。丸ビルの中の豆腐料理店でコース料理を食べた。品がよくて量は少なめだが、日本的な品のよい味がとてもよかった。ただここの豆腐ワインは高いだけのツーリストトラップである。珍しさに負けてつい頼んでしまって引っかかってしまった。
夜も更けて、ホテルに戻った。このホテル、狭くておしゃれとは程遠いのだが、風呂は大浴場24時間、部屋のトイレはシャワートイレ、しかも高速インターネット無料で、一泊5000円ほどと、かなり満足度は高い。変に一万円位するホテルよりも接客態度はずいぶんとよくて気持ちがよい。翌日もいろいろと予定が入っていたので風呂に入って荷解きもそこそこにすぐ寝た。