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風の便り
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生涯学習通信
「風の便り」(第92号)
発行日:平成19年8月
発行者:「風の便り」編集委員会
1. 小学校における実践研究の基本視点
2. 小学校における実践研究の基本視点 (続き)
3. 1年生の熱狂 ―寺子屋キャンプの子ども達―
4. 報道の目−『井関夏休み子ども元気塾』
5. MESSAGE TO AND FROM
6. お知らせ&編集後記
★MESSAGE TO AND FROM★ お便りありがとうございました。今回もまたいつものように編集者の思いが広がるままに、お便りの御紹介と御返事を兼ねた通信に致しました。みなさまの意に添わないところがございましたらどうぞ御寛容にお許し下さい。 ★福岡県那珂川町 鹿毛 仁 様 ご丁重なるご報告のお便りありがたく拝読いたしました。学校の現状に対してはいささか乱暴に過ぎる提案であったかと思いますが、みなさまに関心を持っていただき、思いがけず肯定的に受け取っていただき嬉しく存じます。「子ども観」の思い切った転換と保護者に対する教育の姿勢を確固として確立しない限り、教育の混迷は続くと予想しております。「子宝」に対する一方的な奉仕と受容は教師を苦しめるに留まらず、いずれ社会の教育公害として溢れ出すことでしょう。 ★島根県益田市 大畑信幸 様 今回の御知らせに載せた通り井上教授のご尽力で沖縄移動フォーラムが実現しました。12月には琉球大学で生涯学習"同志会"をやりませんか?大畑去ったあとも、綺羅星7は健在と知りました。しかし、中学校はこれまでとは違うでしょう。幼少年教育とは異なり、自我に目覚め、身体が音立てて変わり始めた思春期の中学生と日々の交流が始まり、進学指導や部活に追われる中学教師となったあなたの"新しい顔"に刮目してお会いしたいものです。 かつて己の意志で役所を逃げ出し、田舎の大学に赴任したあと、省内に残って孤軍奮闘を続けた上司にお会いしたことがありました。あなたのお便りに懐かしい「屈辱」を思い出しまた。 あいさつをしに来ただけなのに ひたすらに友の語れば 立ちのぼる意気に恥じ入って コーヒーを手にしたまま 喧噪の明るき部屋に 返す言葉もなく 優しく見据えられ 風に散る雲のようであった やっと手にした自由の季節が 惰眠の自由であったとは思わないまでも 引き合わないことを承知のあなたの使命感は 覚悟の光彩を放ち 今は田舎教師と成り果てた わが安逸の前に きらめく星のようであったことをなんとしよう ★ 山口県山口市 重村太次 様 「井関元気塾」を始めあなたが査定された事業はすべて花を付け始めました。県民のお役に立つであろうことも確信しております。どのような発想と視点で財源の配分をするか、ということが如何に大事であるかを痛感させられております。豊津寺子屋の発表会までご視察をいただき有り難うございました。ようやく合併後の支援体勢が整ったか、と安心したこの時期にまたまた機構改革で事務局の担当システムが変わると言う噂が飛び交っています。現場を知らない行政や為政者が机上で事業をいじり回す危険を心配しています。なぜあなたのように現場に足を運びつぶさに実態を見ないのか?疑問と怒りがつのります。山口や長崎等各地からたくさんのお客様がいらっしゃった中で、来賓席に座ったままで、遠来の人々に対しても、ボランティアの指導者に対しても、あいさつも、対話も、ねぎらいもせず、「寺子屋」の意義を最も分かっていないのが地元の為政者ではなかったかと恐れています。
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