少し前に出ていた下記の記事は、ペンステートの研究者が、「赤ちゃんと一緒に寝る親は睡眠の質が下がる傾向がある」という研究結果を紹介している。
Parents spending part of night with infants report poor sleep (Penn State Live)
http://live.psu.edu/story/31289/nw1
2歳以下の子どもがいる45家族を対象に睡眠に関する調査を行った結果、両親いずれも、寝る時間を子どものそばで時間が長いほど睡眠の満足度が下がり、子どもと別々に寝る親ほど睡眠の満足度が高かったそうだ。
小さい子どもがいる家庭のことはよくわからないので、実際にお子さんのいる家庭でこの研究結果がどう取られるのかはわからない。詳しくは元記事の方を見ていただくことにして、ここではそれ以外の方向けに、その記事でもう一つ紹介されていた米国睡眠医学会(American Academy of Sleep Medicine)の推奨している「よい睡眠をとるためのコツ」を軽く訳してみた。
・規則正しい就寝時間を守ること
・就寝時にリラックスできる環境にすること
・毎晩きちんと一晩寝ること
・就寝前にカフェインや刺激物を含む飲食は避けること
・心配事は忘れて寝ること
・空腹のまま就寝しないこと、でも寝る前に大食しないこと
・就寝6時間以内に激しい運動はしないこと
・寝室は静かで暗く、少し凉し目にすること
・毎朝決まった時間に起床すること
とまあ、昔からある養生訓のようなコツで、これが守れる生活ができるなら誰でもよい睡眠がとれるでしょう、という内容。そういう生活ができないからみんな苦労しているわけで、あまり参考にならないような、至極ごもっともな、学会ご推薦のよい睡眠をとるためのコツでした。