最近はあまり続けてみたくなるテレビ番組はなかったのだが、この秋から二つ面白いのが始まった。一つはドラマ「ジョーイ」で、先クールで終了した人気ドラマ「フレンズ」の六人の主役のうちの一人だったジョーイが、ニューヨークからハリウッドへ移り住んだという設定で番組化されたもの。かなり笑える。
もう一つは、ドナルドトランプの弟子の座を争うリアリティショー「The Apprentice2」。前作が大成功しての続編だが、思った以上に前回のスタイルをそのまま踏襲していた。変わったことといえば、挑戦者が18人になって、全体の回数が多くなったことくらいである。あと、スポンサーがクライスラーからフォードに変わってた。相当の広告収入なんだろう。そしてこの番組は今のアメリカの文化の一部を担うくらいに影響力を持っていると思う。そして娯楽番組の形をとっていながらも非常に教育的である。全米の何百万という人が、ビジネスを何年もやって得られるような教訓を、ああこういうことか、と表面的ではあっても知識として、しかも娯楽として楽しみながら吸収しているのである。同じ座学でも、学校では教えられないものがこのような形で提供されているのはこういうのはすごくいいことだと思う。
ところで、日本にいた頃の最後のプロジェクトだった丸の内シティキャンパスは今も順調に営業中とのこと。講座も自分がいた頃にはなかったような講座がずいぶん増えた。遠隔教育関連で、「遠隔リアルタイムコラボレーター講座」を開催すると知らせが来た。この手のノウハウを学べるところはまだあまりないので、ぜひがんばってたくさんの修了者を世に送り出してもらいたいと思う。