2年ほど前に、三菱総研の技術経営コンソーシアムから受注して手がけた調査の報告書が公開されているのをさっきふと見かけた。ちゃんと世の中の役に立っているようでよかったよかった。
米国大学院における技術経営教育プログラムに関する調査報告書(PDF)
2003年の秋は、まだこっちに来て収入のあてが確保できてなかった頃のことなので、たいへんありがたい仕事でありました。調査期間の3ヶ月ほどはこれにかかりっきりだった気がするが、この調査をやりきった頃は、アシスタントの職が確保できたりしながら生活が軌道に乗り始めた時期で、今思えば一つの節目だったような気がする。今読み返してみると、他の調査者には盛り込めないであろう視点で書こうと努力しているのがにじみでている。この仕事にかける気合、役に立ついいものを書こうという意欲が、知識の少なさやスキルの甘さをカバーしているような印象を受ける。当時は英語もまだぜんぜんダメだったし。
米国のインストラクショナルデザイン教育について同じような調査をやるとしたら、誰がやるよりもいい調査をする自信があるので、どなたかたっぷり予算を用意して、私に発注してください。