今日で44歳になりました。誕生日のメッセージをくださった皆さま、ありがとうございます。
毎年ブログで年初と誕生日の所感を書くことを何となく続けて来たので、少し前の自分がどんな感じだったか、毎年このタイミングで振り返ったりしていますが、幸いにして、前年の自分が未熟に思える程度には成長して前進している感はあります。日々新しい気づきがあり、難しい壁に直面してどう乗り切ろうかと思案したりと、この年になっても相変わらずチャレンジの毎日が続きます。
個人的な信条として、任されれている役割はきちんと果たして、自分の持ち場を守ることは何とかやってきたつもりですが、そうは言ってもやった方が良いことや期待されることをあれもこれも全部はできないなと、ある程度のところで適当に諦めつつ進んできました。諦めが良すぎるのか、後でもうちょっと頑張っても良かったのではないかと反省することもあり、なかなか丁度良くはいきません。
人間、歳をとるごとに様々な問題を抱えていきますが、全てを期待値高く解決しながら生きていくのは無理な話で、自分の限界や人生の潮目のようなものに向き合いながら、ある程度のところで折り合いをつけて生きていくのだな、というのが中年になってからの教訓です。
ここ数年先を見据えて考えると、現状の延長線上で自分がやれることはかなりやり尽くした感があるので、次のフェイズに向かって、自分がやるべきことをやるための体制作りを進めたいと考えています。
もともとの私の教育工学研究者としてのモチベーションの源泉は、勉強好きの人が作る学びの場に息苦しさを感じる人や、提供される学びの場が通用しない人、学びから阻害されたまま人生を送らざるを得ない人を放置したような現代の教育の断絶状況を改善したいということにあります。それは以前から全く変わってなくて、考えを整理してそぎ落としていけばこの部分がいつもくっきり残ります。
そのような想いを持ちながら、今の職場で担当している業務には自分でも考えるところが多々ありますが、少なくとも優れた教育機会を広く提供することに貢献している点に意義を感じて仕事をしています。
もうこの辺りの年齢で、キャリア的な面で一つのアクセルの踏みどころな感がありますので、そろそろ自分が大事にしたいことに踏み込んでいく方向で時間を使えるようにしたいですし、そのための仕込みをこれまで地道に続けてきたわけで、後は何をやるべきか思案のしどころです。引き続きアウトプットの時間を増やしながら、時間を取って考えないと出せない成果を出せるように前に進みたいと思います。
そんなことをつらつらと考えながら過ごしています。皆さま、今後ともよろしくお付き合いくだされば幸いです。