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風の便り

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生涯学習通信

「風の便り」(第107号)

発行日:平成20年11月

発行者:「風の便り」編集委員会


1. 教育公害の足音

2. なぜ家事はそんなに辛いのか

3. 豊津寺子屋の男女共同参画

4. 「一筆啓上家族への便り」

5. MESSAGE TO AND FROM

6. お知らせ&編集後記

MESSAGE TO AND FROM

お便りありがとうございました。今回もまたいつものように編集者の思いが広がるままに、お便りの御紹介と御返事を兼ねた通信に致しました。みなさまの意に添わないところがございましたらどうぞ御寛容にお許し下さい。

東京都 近藤 真紀 様

 2年目の八木山小の発表はあなたにお見せしたいものでした。先生方も子ども達もよく頑張りました。昨年、あなたが指導して下さった相撲甚句にあわせた全児童土俵入りもすっかり板につきました。今年の八木山エアロビは全児童が同じ演技をして、見事にバージョンアップしました。学校が「下級生には無理」、というような学年別思考から解放された結果ではないかと喜んでおります。算数教科ならいざ知らず、実社会は年齢別に構成されているわけではないのです。
 新しく取り入れた論語いろはカルタの暗誦もみごとでした。子どもの潜在的可能性を引き出し、教師が指導力の限界に挑んだ時、現代の小学校もたくさんのことを達成できるということを証明しました。山口大会でも発表が決まりました。できれば第28回生涯学習実践研究交流会の参加者にもご披露したいものです。いろいろ難しい条件もあるようですが、先生方の思考順序が、自分たちの都合より、「子どものため」を優先するように変わらないと生涯学習との融合など夢のまた夢ですね。

島根県出雲市 浜田 満明 様

 相変わらず厳しく鍛えているようで成果を伺うのが楽しみです。「子宝の風土」は保護が足りなければ「虐待」だと騒ぐのに、保護の過剰による「副作用」には誰も騒ぎません。第28回大会の実行委員会は、なんとか「鍛錬を追求する小学校」と生涯学習の連携を取り上げたいのですが、あまりにもモデルが少ないのです。地域と学校を繋ぐことも、家庭と学校を繋ぐこともそれぞれに大事であることに異議はありませんが、「つなぎ目」は「鍛錬」ではないのです。教育公害の予兆がますますはっきりして来た昨今ではないでしょうか?


島根県雲南市 石飛安弘 様

放送大学のご卒業おめでとうございます。引き続き大学院進学とは誠に天晴れなことです。筆者が「生涯学習革命」を論じた時、多くの方々がいまだ「革命」ではないと、疑義を呈されましたが、少なくとも「学習者」の「量的拡大」と「意識の変化」においてこの30年の「革命」は疑いないとあらためて確信致しました。頑張って下さい
 


 


 

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